じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

NHK交響楽団 / ベートーヴェン:交響曲 第9番 クロニクル(1970年代編)

年末になると日本では、やはりベートーヴェンの第9の話題で盛り上がります。弊財団でも2年前に発売した「NHK交響楽団 / ベートーヴェン:交響曲 第9番 クロニクル(1970年代編)」が斬新な企画ということもあり、おかげさまで各方面より高い評価をいただきました。内容について申し上げますと、NHK交響楽団が1970年代に海外より招聘したウォルフガング・サヴァリッシュロヴロ・フォン・マタチッチ、オットマール・スウィトナー、フェルディナント・ライトナー、ホルスト・シュタイン、イルジー・ビェロフラーヴェクという錚々たる指揮者たちによる第9ライブ演奏を8点集めたもので、1970年代のN響を“定点観測”出来るものになっております。



また、岩野裕一さんコメントもここで引用させていただきます。「ここに収められた演奏は、マタチッチ以外初めてCD化されたものであり、ライヴにつきものの瑕も多少はみられるものの、その充実した演奏からは70年代のN響の底力が感じられることだろう。このような形でN響の<第9>がまとめて、しかも高音質のXRCD24でリリースされることは、音楽ファンにとって喜ばしいだけでなく、日本のオーケストラ史に関心を持つ者にとって、長らく夢見ていた企画が実現したといっても過言ではない。」

このボックスセットにご興味がある方は全国のCDショップやインターネット・ショップからもお求めになれます。また、弊財団からも直接ご購入いただけます。さらには、この企画の第2弾として「NHK交響楽団 / ベートーヴェン交響曲 第9番 クロニクル(1980年代編)」の発売を来月予定しております。詳細は追ってご案内いたします。こちらもあわせてお楽しみいただければ幸いです。

(Yuji)