じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

SAYONARA 国立競技場

東京タワーと同じく1958(昭和33年)年に建設された国立競技場が、建て替えのため来年夏には取り壊されるとのこと。ちょうど色づいた神宮外苑イチョウ並木の散歩とあわせて、国立競技場の一角にある秩父宮記念スポーツ博物館の特別展「SAYONARA 国立競技場」に行ってきました。

録音やアーカイブでお世話になっているビクター青山スタジオがすぐ近くなので、横の道はよく通るのですが、この博物館は初めてです。
こちらが建築当時の国立競技場の写真。

新しい国立競技場の模型もありました。巨大すぎるので縮小案が出ていると最近ニュースで知りましたが、たしかに辺りの風景が変わりそうです。

1964年の東京オリンピックに関する展示もいろいろありました。
メダルやユニフォームなどのなかで目をひいたのが、メダル授与の補助をした女性が着ていた振袖です。豪華な刺繍で、よく見ると五輪のマークがデザインされています!

博物館を出て競技場の正面に向かったところ、この日は学生の長距離記録会が開かれていたので、ちょっと中をのぞかせてもらいました。

壊すのはもったいないような立派なグランドです。聖火台が思ったより小さく見えたのが意外でした。
特別展「SAYONARA 国立競技場」は来年5月6日(火)まで。いろいろな角度からスポーツをとりあげた展示が楽しめます。

外苑のイチョウ並木は12月上旬まで見頃のようです。いまのうちに出かけてみてはいかがでしょう?

(Y)