雅楽演奏グループ伶楽舎(れいがくしゃ)から、演奏会のご案内をいただきました。
伶楽舎雅楽コンサート no.27
大名の楽しんだ雅楽
〜徳川治宝をめぐって〜[曲目]
第1部 治宝と雅楽(紀州徳川家伝来譜からの復元)
春鶯囀 遊声 琵琶独奏
春鶯囀 颯踏 箏(下壱越調)・龍笛
催馬楽 安名尊
管絃 平調音取、越殿楽
第2部 西浜御殿舞楽之図より
管絃舞楽 陵王
舞楽 甘州(三台塩、当曲、長慶子)[日時] 2013年12月25日(水)18:30開場/19:00開演
[会場] 四谷区民ホール
東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」2番出口(大木戸門)徒歩5分 四谷区民センター9階
アクセスは こちらのページ をご覧ください
[入場料] 前売・予約=2500円/当日=3000円 全席自由席
[前売券購入方法]
・東京コンサーツのホームページからご予約→セブンイレブンでチケットを受け取ることができます
・伶楽舎へお申込→枚数、氏名、連絡先(お電話・ファクス番号)を明記の上、Eメール ticket1225◆reigakusha.com(◆を@に変えて)へ12月23日(月・祝)17:00まで、あるいはFax.03-5269-2011へ12月24日(火)17:00まで
チラシに添えられたご案内文をご紹介します。
今回の雅楽コンサートは、雅楽愛好家で、楽器の収集家としても知られる紀州徳川家第十代藩主徳川治宝を通して、江戸時代の大名たちの雅楽を探ります。この企画の契機になったのは、昨年、国立歴史民俗博物館で開催された「楽器は語る 紀州藩主徳川治宝と君子の楽」展で、その折、伶楽舎として「越殿楽」の復元演奏をする機会を頂きました。私達の知っている越殿楽(明治撰定譜)とは少しだけ違うその姿はとても興味深く、江戸時代の雅楽というものに惹かれ、今回、紀州徳川家の楽譜や楽器の研究に携わってこられた遠藤徹氏にご協力をお願いし、この企画が実現しました。
第一部では自ら演奏し、舞を舞ったという治宝と雅楽の関わりを紹介し、昨年演奏した「越殿楽」の他、紀州徳川家に伝えられた雅楽譜から、遠藤氏によって新たに復元された曲をお聴き頂きます。第二部では、紀州の治宝の別邸で催されたという舞楽会から、治宝が和琴を弾いたという管絃舞楽の様子や、舞を舞ったという「甘州」を再興致します。コンサートホールでの上演ということもあり、野外庭園での華やかな舞楽会の様子などは再現すべくもありませんが、今日とは違う舞楽の様子は雅楽の視野を広げてくれるものとなると思います。
雅楽といえば、平安貴族のイメージが浮かんできますが、江戸時代に大名たちに愛好された雅楽があったとは! しかも、今日とは違う様子と言われては、とても気になってしまいます……
今年のクリスマスは、いつもとちょっと違うサウンドに耳を傾けてはいかがですか?
≪伶楽舎のCDご紹介≫
◎芝祐靖の音楽 復元正倉院楽器のための 敦煌琵琶譜による音楽
◎芝祐靖の音楽 古典雅楽様式による雅楽組曲「呼韓邪單于」 — 王昭君悲話 —
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(YuriK)