じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

「百人一首〜恋の歌」CDヒット中です!

“花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに 〜 小野小町”。
弊財団のブログでも何度も紹介しております、「百人一首〜恋の歌」CD。1月19日「東京新聞」、20日「読売新聞」に紹介記事が掲載され、そして24日には「メルパルクホール東京」で、加賀美幸子さんがWASABIと共演したコンサートも開催。昨年11月20日にCDが発売されてから3か月になろうかとする現在ですが、前述の話題が巷を賑わせ、CDの売れ行きがここに来て右肩上がり。急カーブな状況です!
CDの内容は? というと、百人一首の中から「恋の歌」50首を歌の世界観をイメージした音楽と共に制作した作品。アナウンサー加賀美幸子さん(元NHK)が純邦楽・クラシックと共に贈る朗読集です。
◆百人一首〜恋の歌(2枚組)
小倉百人一首は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活動した公家・藤原定家が選んだとされる私撰和歌集です。そういった百人一首の中から、いにしえ人の恋を、美しい言葉を磨き抜いた歌人たちが詠んだ和歌が、現代随一の語り手である加賀美幸子さん自身の言葉として今に甦り、聴く人の心の奥深くに迫っています。
冒頭の小野小町の歌は、「楽しみにしていた花の色も、降る長雨に妨げられて、いつの間にか、盛りを過ぎ、すっかり色あせてしまった。私も、あれやこれや、物思いにふけっていた間に、むなしく年をとり、衰えてしまったような気がする」と詠われています。
その他にも、“忍ぶれど色に出でけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで 〜平兼盛”。「誰にも知られないように、心に秘めてきたのですが、私の心は外に現れてしまったようです。何か物思いしているのですか? と人に問われるほど・・・です」という歌。
世界に誇れる「古典」である「百人一首」。その世界観を、洋楽器と純邦楽の音色に乗せて、色鮮やかに描かれた今作。ぜひ一度聴いていただけたら、と思います。
そういったわけで、最近は「どこへ行ったらこのCDは手に入るのですか?」といったご質問も多数お受けしています。通常の音楽CDを取り扱っているCDショップ、あるいはインターネットショップにお問い合わせいただければ、入手可能です!
東京・銀座へ行く機会がありましたら、「山野楽器本店」さんへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか? B1〜7Fイベントスペースまである、東京を代表する大型店舗です。この「百人一首〜恋の歌」CDも、1Fフロアの純邦楽コーナーで絶賛展開中です。
☆「只今 大ヒット中! 」
また、弊財団からも直接ご購入いただけます。ご興味ありましたら、下記へお問い合わせください。お待ちしております!
☆ お問い合わせ 
電話:03-3222-4155
メール:info☆japo-net.or.jp(☆は@にかえる)
というわけで、本日のブログはここまで。
<関連ブログ>
百人一首 百うたがたり by 天野慶
百人一首の殿堂、時雨殿
むすめふさほせ
恋の歌
WASABI、六本木ビーハイブでのライブが終了

(よっしゃん)