デフ・パペットシアター・ひとみは、日本で唯一、ろう者(耳が聞こえない人)と聴者(聞こえる人)が協力して公演活動を行っているプロ人形劇団です。1980年の創立から30年余、全く言葉を使わない“無言劇”や、手話、スライド、プラカードを駆使してセリフを表現するなど、様々な手法を用いて、公演を作り上げてきました。
初めてこの劇団の舞台に触れたときには、私自身の脳が、耳から入ってくるコトバを解釈することから解放されて、もっと大きな空気の塊のようなものを、まるごと感じられる思いがしました。
今月下旬に行われる公演をご紹介しましょう。
森と夜と世界の果てへの旅
[原作] エイモス・チュツオーラ やし酒のみ[日時]
3月28日（金） 14:00開演 19:00開演
3月29日（土） 14:00開演
3月30日（日） 14:00開演
開場は各回開演の30分前[会場]
ＫＡＡＴ神奈川芸術劇場 大スタジオ
みなとみらい線 日本大通り駅 3番出口より徒歩5分
みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口より徒歩8分
横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅より徒歩14分
JR根岸線 関内駅または石川町駅より徒歩14分
アクセスはこちらをご覧ください[入場料]
おとな 前売=3,000円／当日=3,500円
中学生以下前売=2,000円／当日=2,500円
全席自由席
チケットお申込はこちらのページからどうぞ！
＊ あらすじ ＊
小さい頃からぐうたらで、酒を飲んでばかりの放蕩息子、ジュジュマン。ある日、とびきりうまいヤシ酒をつくるヤシオーが死んだ。ジュジュマンは、ヤシオーを探して「死者の町」へと旅立ち、昼なお暗い森の中、奇々怪々な生き物がうごめく世界に足を踏み入れる。そこで出会うのは「美しい男」「ヨクボー」「誠実な母」……etc.そしてとうとうヤシオーに出会うのだが……未知なる道をゆく旅路の果ては、いったい何処に辿り着くのだろう？
生と死と、人と精霊、この世とあの世、森と夜と世界の果てへの、エネルギッシュな冒険劇！
この作品は、劇団結成30周年記念として2011年に初演後、各地で公演を重ね、練り上げられてきました。ダイナミックなダンスや、ジェンベと呼ばれるアフリカの太鼓も活躍します。
デフ・パペットシアター・ひとみのエネルギーを体感してください！
この公演に先立ち、ワークショップも開催されます。
体験しよう！人形とからだの表現 〜 デフ・パペットの世界 〜
[日時] 3月16日(日)14:00〜15:30
[会場] ＫＡＡＴ神奈川芸術劇場 中スタジオ
[参加費] 1,000円(材料費含む)
[お申込] Tel.044-777-2228 あるいは Fax.044-777-3570 で (公財)現代人形劇センターまで
◎ 簡単な人形を手作りして、からだを使いながら動かしてみます。こどもも、おとなも歓迎！
◇ 「森と夜と世界の果てへの旅」公演特設サイト 下の方までスクロールすると公演紹介の動画も観られます
◇ デフ・パペットシアター・ひとみ 劇団紹介サイト
（YuriK）
