じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

佐渡へ(その一)鬼太鼓(おんでこ)と和太鼓

新潟から両津港までジェットフォイルで65分。佐渡島へ行ってきました。佐渡は、古事記の島産み伝説に登場する大八島(おおやしま)のひとつで、歴史ある島。大八島は淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島対馬佐渡島、本州の八つです。
下の写真は両津港近くのおんでこドーム、その近くに建てられた鬼太鼓(おんでこ)像です。
 
鬼太鼓とは、太鼓にあわせて鬼が舞う芸能。豊作を祈願して神社の祭礼に奉納されるもので、約500年ほど前に佐渡に伝わったそうです。各地域によってさまざまなスタイルがあるそうですが、Youtubeなどで「鬼太鼓」で検索するとたくさんの動画がアップされていました。そのうちの一本をご紹介。

きたる2014年5月25日(日)に開催されるイベント「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」のポスターが佐渡のあちこちに飾られていました。
そんな佐渡で1969年に誕生したのが、和太鼓グループの鬼太鼓座〈おんでこざ〉(ホームページはこちら。和太鼓ブームを巻き起こし、のちに結成された鼓童〈こどう〉(ホームページはこちらほか世界的に有名となった和太鼓グループのまさにパイオニアです。昨年夏、当財団からSACDSuper Audio CD)6枚組で復刻された『鬼太鼓座クロニクル』には、デビュー作『座鬼太鼓座/ZAONDEKOZA』(1977年3月発売)ほか大迫力の音響が楽しめる全6作品を収録。全52ページの豪華なブックレットは「鬼太鼓座クロニクル 外伝」など読み応えたっぷりです。
鬼太鼓座クロニクル』と収録全6作品のジャケットとその左上『座鬼太鼓座/ZAONDEKOZA』
 
下記のじゃぽブログもあわせてご覧ください。
「鬼太鼓座」(2013年04月19日)
「鬼太鼓座クロニクル(SACD6枚組)」(2013年07月12日)

(じゃぽマガジン編集 Tas)