じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

第18回日本伝統文化振興財団賞・第3回中島勝祐創作賞贈呈式

2014年6月19日(木)、紀尾井小ホールで「第18回日本伝統文化振興財団賞・第3回中島勝祐創作賞贈呈式」が行われました。
今年の「日本伝統文化振興財団賞」の受賞者は上方舞の山村若さん、「中島勝祐創作賞」は山田流箏曲萩岡松韻さん作曲の「花の寺」です。
贈呈式に続いて、受賞者の舞と演奏の披露がありました。

山村若さんは上方舞「猩々(しょうじょう)」を舞われました。能の「猩々」から題材をとった格調高くおめでたい曲。歌と三弦は大阪から菊原光治さんが駆けつけてくださり、お囃子は第10回受賞者の藤舎呂英さん(小鼓)をはじめとする皆さんでした。

中島勝祐創作賞の「花の寺」は、作曲者の萩岡松韻さんの歌と箏、小鼓に人間国宝堅田喜三久さん、笛に中川善雄さん、三味線に杵屋五三助さんを迎えて、総勢10名の華やかな演奏でした。
贈呈式の詳しい内容は後ほど当財団のホームページでレポートする予定ですが、まずはご報告まで。
 山村若さん
日本伝統文化振興財団賞の副賞として制作する受賞記念DVDを年内に発売しますので、山村若さんの舞はそちらでご覧いただくことができます。収録する演目は「融(とおる)」「世界」「狸」の予定です。詳しいことが決まりましたら、またこちらでもご案内いたします。
 萩岡松韻さん
中島勝祐創作賞の萩岡松韻さんの「花の寺」は贈呈式のライブ録音を、中島勝祐氏の作品と一緒に収録してCDを制作します。こちらもどうぞお楽しみに。

(写真撮影 ヒダキトモコ)  (Y)