じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

浄土寺(兵庫県小野市)

大仏様(だいぶつよう)という特徴的な建築様式のため、建築物に興味があるかたは多く訪れるようですが、山陽自動車道の三木小野インターチェンジから車で約15分と必ずしもアクセスが良いわけでもなく、当日は早朝であったためか人がいない状態で、ゆっくりと過ごすことができました。

浄土寺(じょうどじ)内の国宝、大仏様をほぼ完全に伝える数少ない建造物で全国的にも貴重な遺構である浄土堂鎌倉時代、建久年間(1192〜1197年)に重源上人が建立したもので、堂内にはこれも国宝の、本尊である巨大な阿弥陀三尊立像があります。中国の宋時代の仏画をお手本にしているとのこと。
国宝 / 浄土寺(じょうどじ) | 小野市 観光ナビ
国宝 / 浄土寺(じょうどじ) | 小野市 観光ナビ
大仏様は天竺様(てんじくよう)とも呼ばれる。

また小野市は医学と文学の両方で才能を発揮した出身者の上田三四二氏にちなんで短歌に力を入れているということで、下のような看板や「短歌ポスト」がありました。

歌人・上田三四二 / 兵庫県小野市行政サイト
日本の歴史と建築様式【ホームメイト】
(写真は2013年撮影)

(J)