じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

小浜城址(福井県小浜市)

JR小浜駅から国道162号線を北へ1.5キロ。南川にかかる大手橋を渡ったところの西側が小浜城のあったところ。現在は小浜神社の境内です。さらに北上していく162号線はすぐに北川を渡るわけで、小浜湾へ半島状に小さく突き出たこの一帯は三方を水で囲まれて、東側は湿地とのことですから、ここはまさに水城でした。
関ヶ原合戦のあと、若狭国に封じられた京極高次が蜘蛛の浜(後の雲浜)に1601年から1607年(一応の完成)にかけて築いたもの。別名雲浜城。高次の妻は浅井長政お市(信長の妹)の次女であるお初です。1609年に高次は死去し、17歳の忠高が小浜藩を継ぎます。1634年に忠高は出雲松江に移封となり酒井忠勝がやってきて天守閣の造立に着手、1641年に漸く小浜城は完成します。1871年に火災により下の写真にある、本丸の石垣だけが残りました。

石垣に行くにはこの鳥居をくぐって左の奥へ向かいます。小浜神社は酒井忠勝を祀っています。

3月初めのこの時期、梅が咲いていました。

例年5月2、3日には400年の歴史があるという県無形民俗文化財の雲浜獅子舞が行われる「お城まつり」があります→観光 お城まつり 小浜市

その他の関連URL。
観光スポット詳細:小浜城址(おばまじょうし)|観光スポット | 若狭おばま観光協会公式サイト
寺社・史跡 小浜城址 小浜市
小浜城天守閣復元募金実施要綱

多くの写真とともに詳しく紹介されています→小浜城 : 若狭京極氏の居城、浅井三姉妹 次女 お初が過ごした地。 – 城めぐりチャンネル

(J)