じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

高遠の桜

先週末、桜を求め高遠(たかとお)まで足を伸ばしてきました。

中央高速道・諏訪インターから約40分、気持ちのよい山間の道を進むと高遠に着きます。


高遠城は戦国時代、武田信玄が城主を務めたこともある城。織田信長の嫡男信忠によって落城させられるが、その信忠と籠城していた信玄の娘・松姫が元婚約者であり、落城にまつわる悲劇として知られているそうです。

江戸時代は内藤氏8代の居城、そして明治維新を迎えました。維新後、廃藩置県によって城は取り壊しとなり、城内の樹木の売り払われ荒地となっていたが,旧藩士たちが城跡に桜を植樹し公園として整備したとのことです。


高遠城址公園内には1,500本もの桜があり、古くから「天下一の桜」と称され全国「さくら名所100選に選ばれている名所。白いソメイヨシノとは一味違った高遠桜(タカトオコヒガンザクラ)を楽しめます。

今朝テレビでも紹介されていましたが、「桜守」がしっかりと一年を通して桜を見守っているので、この美しさが保たれているのですね。


車で訪れる場合、高遠城址公園の丘を登ると駐車場がありますが、渋滞を避けるのでしたら、手前の駐車場からシャトルで上がることも出来ます。

まだ今からでも間に合うのでご興味のある方は是非どうぞ。

高遠さくら祭り:http://takato-inacity.jp/h27/

(W)