2020年2月13日(木)、東京早稲田のリーガロイヤルホテル東京で令和元年度(第74回)文化庁芸術祭賞の贈呈式が行われました。
当財団はCD「野澤徹也/杵屋正邦作品集」で、レコード部門の優秀賞を受賞しました。前年のCD「真言宗 豊山聲明 二箇法用付 大般若転読会」大賞に続く受賞です。
贈呈式では、上野通子文部科学副大臣から当財団の藤本草理事長が表彰を受けました。
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続いて開かれた祝賀会では、文化庁の宮田亮平長官の乾杯の発声を合図に、各部門の受賞者や関係者が和やかに懇談しました。
この日は受賞CDの演奏者、野澤徹也さんが夫妻で参加しました。夫人の野澤佐保子さんも「箏・三絃二重奏曲」の箏でこのCDに参加しています。
野澤さんの三味線の恩師にあたる西潟昭子さん、巻頭言を寄せた音楽評論家の石田一志さん、曲目解説の森重行敏さん(洗足学園音楽大学現代邦楽研究所所長)も出席し、制作関係者一同で記念写真に収まりました。
また今回、音楽部門では山田流箏曲演奏家の萩岡松柯さんが「第四回 萩岡松柯リサイタル」(2019年10月21日、紀尾井小ホール)で新人賞を受賞し、「天賦の才能と確かなテクニック、幅広い素養、探求心が一つの形を成したものといえ、将来への大きな期待を確信させる成果を挙げた。」と評価されました。
萩岡さんは昨年の第23回日本伝統文化振興財団賞の受賞者。一緒に芸術祭賞をお祝いできたのはうれしいことでした。ますますのご活躍を願っています。
(Y)