先日の朝日新聞の「声」欄が郷土芸能を特集していました。大人に交じって、地元の伝統芸能を絶やさないようにと問題提起をする長崎県の高校生や民族の舞踊が心の支えになっているという朝鮮初級学校生の投書が印象に残りました。また、ユネスコ無形文化遺産に登録された早池峰神楽(はやちねかぐら)を例に芸能の伝承には演じる側だけでなく目の肥えた観客(見巧者)の存在が重要だとする意見もありました。全国から寄せられたこうした生の声をわれわれももっと知る必要があると感じた次第です。
当財団では、CDのみならず音楽配信サービスでも聴ける郷土芸能関連タイトルを増やしつつあります。その魅力を世界に発信しながら、伝承を確かなものにする一助になればと願っています。
(茶目子)



「郡上おどり」「郡上のうた」3/8配信開始。
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