じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

スーパームーン:月の輝く夜に

夜空を見上げてご覧になりましたでしょうか?今晩の東京でも充分明るかった月。個人的には月というとこの曲をまずは思い浮かべます→caetano veloso - "lua lua lua lua" - YouTube caetano veloso - "lua lua lua lua"

スーパームーンは、通常の満月より大きく明るい満月のこと。NASAの報道によると、この5月の満月は、2012年の他の満月より14%大きく、30%明るいそうです。これは月の軌道が楕円形を描いているためで、月が地球に接近したときに満月になると、スーパームーンになるそうです。月が地球に一番近づくのは、日本では6日の昼の12時34分なので、日本でスーパームーンとなるのは5〜6日の夜、6〜7日の夜とのこと。3分ちょっとの動画あり→今夜は“スーパームーン”…大きくて明るい | RBB TODAY
写真より肉眼で見るほうがさらに大きく感じます。

1987年のアメリカ映画、と少し古い話になりますが『月の輝く夜に』を思い出しました。舞台はニューヨーク・ブルックリン。主演のシェールとニコラス・ケージのロマンティック・コメディ。イタリア系移民の家庭らしく家族・親戚が同じテーブルに集まって食事をする場面がしばしば映し出され、ファミリー(ここではマフィアのことではありません)がテーマになっていたように思います。ブルックリンの空にひときわ大きな月が輝く夜、家族のそれぞれに何かしらのロマンスが生まれるという話。goo映画の解説はこちら→goo映画: Movie × Travel — 旅のような映画 映画のような旅

この中でメトロポリタン歌劇場にオペラ『ラ・ボエーム』を観に行くシーンがあります。実際のところ、劇場正面の噴水前から見る夜の同劇場は息を呑む美しさ。もちろん上演されるオペラも指折りの内容。現地で観劇されるのが一番なのですが、日本の映画館では「METライブビューイング」でライブに迫る臨場感が味わえ、歌手の表情も楽しめるのでお勧めですね。休憩中のバックステージの様子と出演者とスタッフへのインタビューもあります→METライブビューイング:オペラ | 松竹
松竹といえば「シネマ歌舞伎」をご覧になった方も多いでしょう。そして「シネマ落語」もありますね→スクリーンで観る高座 シネマ落語「落語研究会 昭和の名人 四」公式ブログ

スクリーンで観る高座 シネマ落語「落語研究会 昭和の名人 四」の上映が決定しました!!
東西巨匠が夢の競演!!
六代目 笑福亭松鶴  高津の富(’70)モノクロ
五代目 柳家小さん  試し酒(’84)
六代目 三遊亭圓生  猫忠(’77)
五代目 桂文枝    猿後家(’86)
6月30日(土)より 東劇、なんばパークスシネマ他全国にて公開

当財団からのCDも是非お楽しみ下さい。
じゃぽ音っと作品情報:ビクター落語 上方篇 六代目 笑福亭松鶴(1) 高津の富/貝野村 /  六代目 笑福亭松鶴

じゃぽ音っと作品情報:六代目 三遊亭圓生十八番集(7枚組) /  六代目 三遊亭圓生

じゃぽ音っと作品情報:ビクター落語 上方篇 五代目 桂 文枝(9) 猿後家/愛宕山/ろくろ首 /  五代目 桂文枝

(J)