2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
今週月曜の当ブログ「縄文聖地巡礼とお水取り」の記事内で、土取利行さんのアルバム『縄文鼓――大地の響震/土取利行』(VZCG-686)が紹介されていましたが、土取さんには縄文の音世界についての著作もあります(右の書影)。『縄文の音』は、青土社から増補…
梅がほころび始め、次は桃の花・・・。 さて、来る桃の節句3月3日に、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの久保田敏子所長退任記念講演が行なわれます。 実演付講演「山田検校の魅力を探る」〜その着眼点と既成曲の摂取〜 構成・講演 久保田敏子 実演…
昨日のブログでご紹介したこのCDも、まずは「縄文の音」から始まるわけですが→じゃぽ音っと作品情報:日本音楽まるかじり(2枚組) / オムニバス、今日は『縄文聖地巡礼』という本をご紹介しましょう。坂本龍一氏、そして、こちらのブログにあります本の著…
中学校の音楽の授業では、平成10年に出された指導要領で和楽器にふれることが初めて組み込まれ、生徒たちが箏や三味線、和太鼓などを体験できるようになりました。そして平成24年度から全面実施となる新学習指導要領では、新たに「わが国の音楽文化の指導を…
三味線がテーマになった、Eテレの英語番組「トラッドジャパン/Trad Japan」が先日23日深夜に放送されていました(再放送は2月27日(月)午前6:00〜6:20ですので、お見逃しなく!)。テキストは先月投稿した際に読んでいたのですが、やはりテレビ番組。音…
昨日のブログで、来年のNHK大河ドラマは「八重の桜」…という話題で進めるので、NHKさん繋がりで「アレ!」を話題にしてくださいと、民謡制作担当のKよりエールをいただきましたので、さっそくソレを話題に。 と、その前に、先ほど(24日22時〜)、NHK Eテレ…
現在放送中のNHK大河ドラマは「平清盛」。来年2013年は、幕末のジャンヌ・ダルクと呼ばれた新島八重を描いた「八重の桜」です。 八重は、戊辰戦争では会津の鶴ヶ城で銃を持って戦い「幕末のジャンヌ・ダルク」と讃えられました。アメリカ帰りの新島襄と結…
本日、当財団から貴重な雅楽の復刻版CDが発売となりました。1973年に紫絃会(雅楽紫絃会)が録音した『舞楽 春鶯囀一具(しゅんのうでんいちぐ)』(VZCG-761)の初CD化です。詳しい収録情報等は、当財団ホームページ「じゃぽ音っと」内の作品紹介ページ(◆…
今年は梅の開花がだいぶ遅れていますね。ここ東京では、まだ2〜3分咲き?いや1〜2分咲きの様子。確かに今年は例年に比べて日本列島雪も多く、春はまだまだ遠いようです。 そんな中先日、京都へ行ってきました。雪の京都は初めてでした。仕事開始迄の二時間少…
一昨日、2月18日(土)は サントリーホールで東京都交響楽団プロムナードコンサートNo.347を鑑賞してまいりました。 (以下『月刊都響』2012年2月号より引用あり) 曲目はこの3曲。武満 徹: ハウ・スロー・ザ・ウィンド シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調 作品5…
「古事記」が712(和銅5)年に成立してから今年でちょうど1300年、その神話の世界を題材にした人形浄瑠璃文楽「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」を観てきました(国立劇場2月文楽公演〈第3部〉2012年2月4日〜2012年2月20日)。 近松門左衛門の原作で初…
今朝TVをつけていると、NHK「ようこそ先輩 課外授業」という番組が流れていました。今日ご出演された著名人は、翻訳家の鴻巣友季子さん。 この番組といえば、下記に引用したように子供だけでなく大人も刺激を受けることがあります。 さまざまなジャンルの第…
昨日は、粉雪がちらちら舞っていましたね。こんな日には、レミオロメンさんの「粉雪」を熱唱でしょうか。 さて制作中の児童合唱CDの話題で、続きを。この度、制作中の「児童合唱まるかじり」は、NHK東京児童合唱団の指揮者 金田典子さんに、児童合唱の名曲51…
2月中にNHKで放送される民謡番組のお知らせです。まず、郷みん’S(きょうみんず)のメンバーであり津軽三味線奏者の椿正範(つばきまさのり)さんが出演されるNHK-FM「日本の民謡」。2月19日(日)午前11時00分〜11時50分 (再放送 2月27日(月)午前5…
今年の冬は本当に寒い日が続いていますが、凍えた心と身体を温めるのに一番なのはやはり人の声、「うた」ではないでしょうか。ということで、この冬わたしが何度も耳を傾けているのが、中村とうようさんがプロデュースした桃山晴衣さんのアルバム『弾き読み…
昨日週明け早々、下記の内容でお問い合わせを頂いたようです。 「箏とオーケストラで演奏の「越天楽」はありませんか?」 「第十三回日本伝統文化振興財団賞 遠藤千晶(生田流箏曲)」(VZBG-36)の中に『平調「越天楽」による 箏変奏曲』が収録されておりま…
こちら→新・純邦楽ユニット「WASABI」始動! - じゃぽブログでご紹介していました、502 Bad Gateway、昨日、浅草公会堂にて、終了いたしました。お客様は99%以上が若い女性、前半は笑い、後半は涙・・という感動のステージで2000名以上のかたにお楽しみいた…
1月2日から東京国立博物館で開かれている特別展「北京故宮博物院200選」に、ようやく行ってきました。日中国交正常化40周年・東京国立博物館140周年記念ということで、北京故宮博物院が所蔵する選りすぐりの名宝200点が来ています。 北京故宮博物院は映画「…
先週に続き、愛媛・宇和島へ行ったときのお話を。 松山駅から鉄路でのんびりと宇和島駅に向かい、駅を降りると懐かしくもかわいらしい蒸気機関車が駅前に。ここに蒸気機関車がある理由……これはみなさんもご存知の「鉄道唱歌」の作詞を手掛けた明治期の著名な…
はい。ということで担当ディレクターのうなぎです。(この流れは、前日のKによるブログからお読みください。)〜花のほかには松ばかり、花のほかには松ばかり、暮れそめて鐘や響くらん。鐘に恨みは数々ござる、初夜の鐘を撞く時は、諸行無常と響くなり。後夜…
昨晩、友人から嬉しいメールが入りました。結婚して3年、待ち望んだ赤ちゃんを授かった!という報告でした。友人は元々子どもが大好きで、近所の子ども達にピアノを教えたりしていました。数ヶ月後には本当に母となる友人に、心から「おめでとう」の気持ちを…
今週末の2月11日の土曜日に、上越高田でこの時期に恒例となった瞽女さんのイベントがあります。「高田瞽女の文化を保存・発信する会」のホームページに詳しい案内がありますので、以下ご紹介いたします。 冬の雁木通りで、「ごぜさんの門付け」と「瞽女宿ラ…
『新しい古楽器』 日時: 2012年2月11日(土)15時開演 会場: 淀橋教会・小原記念チャペル(東京都新宿区) 料金: 当日(前売) 一般 4,000円(3,500円) 学生 3,000円(2,500円) 出演: 鈴木俊哉(リコーダー)、吉村七重(箏・二十絃箏)、宮田まゆみ(…
インフルエンザが猛威を奮っている中、受験シーズン到来。今朝、いかにも受験生と思われる学生達が駆け足で、会場へ向かう姿を見かけました。雨降る中、転んでは大変(> ところで先日、甥っ子が久しぶりに遊びに来ました。『怪獣のバラード』を歌いながら(…
↑ジャケット写真 WASABI/WASABI 3月21日リリース CD番号:VZCG-762 定価2,381円+税 吉田兄弟の兄・良一郎を中心に集まった若手演奏家4人が描き出す、新しい<日本の心>。 「和楽器を多くの人に親しみを持って聴いてもらうためには、インパクトとポピュラ…
常磐津といえば「関の扉」や「紅葉狩」など、歌舞伎や舞踊の音楽として聴くことが多いのですが、今日は常磐津英寿(ときわづ えいじゅ)さん主催の演奏会「第6回 愛の会」に行ってきました(2012年2月 5日(日)午後1時半紀尾井小ホール)。 今回は、昨年2月…
愛媛の松山に用があり、その旅の途中、宇和島へ行ってきました。宇和島は関東在住の自分には「みかん」のイメージこそありましたが、先日おもだか秋子さんの公演を取材したとき、おもだかさんの踊に多田隆章次さんの唄、澤瀉誠さんの尺八という印象深い共演…
毎日寒くてつらいですね・・。私は特に冷え症なものですから、指先とか、いつも凍っている感じです・・。早く春が来ないかなと思っています。本日、2月3日(金) 22:00〜22:58 NHK Eテレで、「にっぽんの芸能 芸能百花繚乱スペシャル 坂東玉三郎、新作舞踊に挑…
先週、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手とタレントの里田まいさんの結婚のニュースが、テレビや新聞で大きく報道されました。田中将大投手と言うと、駒大苫小牧高校時代に出場した2006年夏の甲子園、早稲田実業のハンカチ王子・斎藤佑樹投手との…
横浜能楽堂で三ヶ月おきに開催されているシリーズ講座「この人 百話一芸」。巧みな話術と古典芸能についての幅広い知識で知られる葛西聖司さんがさまざまなゲストを迎えて、前半はその人が歩んできた道についてお話をたっぷりと聞き、後半はとっておきの芸を…