2016-01-01から1年間の記事一覧
早いもので今年もあと一月あまり。朝晩の寒さも厳しくなってきました。空気がピリッとして透明になってくるこの季節になると、毎晩月を見上げるのが楽しみになってきます。残念ながら私、先日のスーパームーンは見逃してしまいましたが、今の時期の月は、一…
かつて全米でこんなに活躍したアーティストがいたことを、ご存知ですか?「もう一人の宮城道雄」ともいうべき、盲目の天才箏曲家衛藤公雄!音楽の殿堂カーネギーホールでのリサイタル、コンサートホールの最高峰リンカーンセンターで日本人初のリサイタル、…
本年度受賞者の皆様と共に。本年度のポーラ賞授賞式は、10月26日ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われました。今回は財団としても大変嬉しいことに、箏曲家の砂崎知子先生が、優秀賞を受賞されました!そして、奨励賞は京舞の伝承が評価され、井上安…
「〜故人の多彩な芸歴を辿って〜 鈴木庸生(鈴木信男)追善演奏会」が2016年10月15日(土)、紀尾井小ホールでありました。 鈴木庸生(本名、鈴木信男)さんは1951(昭和26)年生まれ。2014年5月9日、63歳で永眠されましたが、今年三回忌を迎えたのを期に奥…
合唱ファンにはおなじみの柴田南雄先生は、今年生誕100年・没後20年を迎えました。 あらゆる分野で偉業を成し遂げた柴田先生ですが、とりわけシアターピースのなかでも、尺八を演奏しながら客席の中を行き交う「追分節考」、まりつき、お手玉、羽子板な…
[:W300] このDVDに収録した「阿古屋(あこや)」は、地歌箏曲に加えて歌舞伎の分野でも活躍した川瀬白秋師の門下ならではのレパートリーです。露秋さんが歩んでいる芸の道は、三弦、箏、胡弓のまさに「三曲」。その芸の道を、突っ走るのではなく、日々の…
東京、三宅坂の国立劇場が、今年開場50周年を迎えました。9月3日の文楽公演を皮切りに、来年3月まで記念公演が目白押しで、楽しみです。 開場したのは昭和41(1966)年11月1日だそうです。開場記念はどんな公演、演目だったのでしょうか?そして出演者は?と…
去る、平成28年6月26日(日)、東京渋谷のNHKホールに於きまして「日本民謡フェスティバル2016」が盛大に開催されました。「日本民謡フェスティバル」(主催:公益財団法人 日本民謡協会)は、日本各地で開催されている民謡全国大会の優勝者たちが、年…
連日暑い日が続きますね。幼稚園や保育園、小学校の先生は、この夏休みに秋の運動会や発表会の準備をなさる方も多いと思います。そんな中、毎年好評を頂いている児童用教材/平多舞踊研究所監修・振付けによる「じゃぽキッズ発表会シリーズ」が、いよいよ本…
【『私の履歴』 波多一索】その3 (前回より続く) 昭和39年、東京オリンピックの折に結婚、下北沢に母と住むことになりました。結婚式当日は芝祐靖、多忠麿両師、増田正造氏など錚々たる方々がお手伝い下さり、杵屋六左衛門、荻江露友両師などが先頭に立っ…
【『私の履歴』 波多一索】その2 (前回より続く) 私は宮城道雄師の演奏にあこがれて、先生が専属でいらしたビクターレコードに昭和31年3月の卒業と同時に入社しました。ところが、入社早々の6月25日に宮城師が列車事故でお亡くなりになり、私の初仕事は「…
波多一索先生はかねてより病気療養中でしたが、平成28年6月3日(享年82歳)に永眠されました。葬儀は去る6月11・12日羅漢会館(目黒区)において、喪主・信彦様(御長男)によって執り行われました。心からご冥福をお祈り申し上げます。 今回は、昨年(2015…
7月5日と6日の2日間にわたって「ビクター名流小唄まつり」が日本橋の三越劇場で開催されました。今年で56回を数える「小唄まつり」ですが、各流派から両日あわせて165番、のべ250名の方々にご出演いただき、盛況でした。 (2日間のプログラム。毎年絵柄が変…
先日6月25日は、「盲目の天才箏曲家」「現代邦楽の父」と言われ、近代箏曲界のみならず邦楽界全体に革命を起こした大検校・宮城道雄先生の命日でした。かつてはアイドル並みの人気をほこり、雑誌にグラビア写真も掲載されるなど邦楽界だけではなく広く一般…
今年第五回を迎えた「中島勝祐創作賞」の受賞作品をご紹介します。7件の応募作品のなかから、邦楽囃子方のグループ、若獅子会(わかじしかい)作曲の「若獅子 I」が選ばれました。 若獅子会 「中島勝祐創作賞」は長唄三味線演奏家、作曲家として創作邦楽の…
雅楽演奏者として知られる芝祐靖先生のオーケストラ作品集が発売になりました。芝先生は800年続く楽家の生まれです。西洋音楽との接点はどこにあったのか?と不思議に思われると思います。 芝先生によれば、宮内庁楽部に勤めておられた父上は、家では一切雅…
2016年8月20日(土) Bflatにて 開場 12:30 / 開演 13:00 http://bflat.biz/ チケット料金(税込):前売5,000円/ 当日5,500円[着席/全席自由](ワンドリンク付) お問合せ/チケット予約:吉田兄弟チケット予約受付 03-6277-0691(受付時間/平日1…
早いもので、もうすぐ5月も終わり。来月は6月、そう梅雨が始まってしまいます…。 個人的には毎日三味線ケースを開けるのが怖い日々が続きますが、そんなことはさておき、来月末に開催されるおススメ能楽公演「三人の会」をご紹介いたします。 アラフォー同…
連日まるで夏を思わせるような陽気が続き、はやいものでもう5月も終わりに近づいてきましたね。今日は、本日発売になります「正派邦楽会」によるCDを2タイトル紹介いたします。箏 古典/現代名曲集(27) 今年も恒例のシリーズ。正派邦楽会の平成28年度准…
際立つ演奏力で〈箏〉の新たな可能性を切り拓いた砂崎知子! その優れた演奏技法のすべてが注ぎ込まれた珠玉の創作曲アルバム! 砂崎知子先生は今さら申し上げるまでもなく、「伝統的な技法を遵守しながらも、現代的な感覚を盛り込んだ演奏」に非常に高い評…
平成28年度、第20回日本伝統文化振興財団賞の受賞者は、川瀬露秋(かわせろしゅう)さん(地歌箏曲・胡弓)に決定いたしました。 川瀬露秋さん 「日本伝統文化振興財団賞」は、わが国の無形文化の保存・振興・普及に努めることを目的とする当財団の顕彰事業…
先週4/24(日)、新宿文化センターに於いて日本民踊・新舞踊協会の第57回民踊大会が行われました。全国から会員さんが集い、年に一度行われる大会のため、朝から会場は熱気に包まれました。 長野県民謡「与地の伊那節」を皮切りに全国の民踊を中心に58番の発表が…
5/17には渋谷で単独ライブがあります!→WASABI LIVE 2016 陣改之春 - じゃぽブログ そして5/28&29のこちらの公演ですが、全席ソールドアウトとなりました。ありがとうございます。 TICKET – Relic ~tale of the last ninja~ シアトリカル・ライブ…
昨日、大人気の平多舞踊研究所監修による運動会CD「じゃぽキッズ」シリーズが発売になりました! →http://japokids.jp/オススメは、子どもたちに大人気なアニメや映画の曲を、運動会用に豪華ブラスアレンジした「ヒットヒットマーチ」。 運動会用CDの中で、…
第2期は4/14(木)までとなっていますが、小沢昭一関連資料、伎楽面、能面ほかが収蔵されています。こちらがチラシです、博物館への地図もあります(早稲田大学早稲田キャンパス内)→http://www.waseda.jp/enpaku/wp-content/uploads/2015/12/snshuzo_flyer…
東京は昨夜、春の嵐が通り抜けましたが、いよいよ桜の季節となりました。今週末にかけて、お花見日和となりそうです。 さて、そんな季節にぜひ聴いていただきたい「春を奏でる」箏曲のCDのご紹介です。 宮城道雄作品演奏の第一人者、安藤政輝さんの「宮城…
5月に渋谷で、WASABIのライブが決定しました! WASABI LIVE 2016 陣改之春5月17日(火) Star lounge[ http://starlounge.jp/ ] 東京都渋谷区宇田川町4−7トウセン宇田川ビル1F開場 18:00 / 開演 18:30チケット料金(税込):前売 ¥4,500 / 当日 ¥5,000[着…
桜の開花が待ち遠しい季節になってまいりました。 先日は、ビクタースタジオにおいて毎年恒例の正派邦楽会の准師範試験課題曲集の録音が終わりました。 そこで5月25日に発売になります、今度で27集目となる作品集の曲目をお知らせいたします。 正派邦楽会 …
平成27年度(第70回)文化庁芸術祭賞贈呈式が2016年2月8日(月)、東京の明治記念館で開かれました。当財団は「虚無僧尺八〜伝承の軌跡/酒井松道」(CD5枚組)でレコード部門の芸術祭優秀賞を受賞しました。 受賞作品につきましては、こちらでご紹介してい…
12月、1月と連続して4セットを発売しました、小沢昭一『ドキュメント 日本の放浪芸』豪華愛蔵版デラックス・エディション、大変ご好評を頂いており誠にありがとうございます。 今回復刻の目玉のひとつとして、ハイレゾ音源が制作されております!これはパッ…