じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ビクター民踊・舞踊連盟

当財団の藤本草理事長が会長を務める〔ビクター民踊・舞踊連盟〕は、昭和34年に発足されたビクター民踊研究会を母体に、民踊から新舞踊まで日本の舞踊全般を包括した会として活動を続け、今年創立52周年を迎えました。各流派を代表する講師による毎月の講習…

映画「イヨマンテ──熊おくり」

今日6月29日から7月3日までの5日間、民映研(民族文化映像研究所)の初期(昭和50年代以降)の映画6作品の上映会が原宿キネアチックで開催されます。題して、「みる・きく・感じる 映像みんぞく学 〜昭和に忘れてきた、懐かしくて新しい日本〜」。特設ブログ…

頭の中は「小唄まつり」

とうとうあと1週間となりました!頭の中は「第51回ビクター名流小唄まつり」のことばかりで、当日ギリギリまで準備に追われそう・・・終わるまで他の事は考えられませんトホホホ(^^; 既に本プログラムも完成しつつありますので、当日受付にてお受け取り…

Stay Hungry, Stay Foolish.

会社の代表や役員などのリーダーシップ発揮を、ビジネスコーチとしてサポートしている友人から薦められた本『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』(2010年 カーマイン・ガロ著、井口耕二訳)を読んでみました。ジョブズはもちろんコンピュータのiMacやMac…

浜木綿忌

6月25日は箏曲家、宮城道雄の命日、浜木綿忌(はまゆうき)でした。宮城道雄は明治27(1894)年生まれ。昭和31(1956)年6月25日、自作の「越天楽協奏曲」を朝比奈隆指揮の関西交響楽団と演奏するために、大阪に向かった夜行急行「銀河」から転落し、帰らぬ…

祝 世界自然遺産登録、小笠原諸島

“東洋のガラパゴス”という呼び名もある小笠原諸島がユネスコの委員会で、世界自然遺産登録が決定とのニュースが報じられました。おめでとうございます!“東京都”の小笠原諸島といっても、東京の街からはじつに遠いところにあるのですよね。伊豆大島や三宅島…

テノール歌手 木下 保先生(8)

『戦争で生き残った私の仲間や当時の学生達が忘れることのできない信時潔の大作「海道東征」の初演に際して、私が指揮者として練習に打ち込んでいたときの話がある。合唱練習のときはもちろんのこと、オーケストラ伴奏付のときも必ず立ち合っておられ、矢も…

みんなあつまれ!キッズ盆踊り&音頭

今日も暑い一日でしたね。“梅雨の晴れ間”というには暑すぎる…真夏を思わせる日差しでした。毎年夏には、全国各地で盆踊り大会が開催されることと思います。6月2日のブログで、盆踊りの定番曲「東京音頭と大東京音頭」をご案内しましたが、今回はぜひお子様に…

幻の名盤 「京都≪古都の一年≫」

仕事柄、古いレコードを購入して聴くことが多いのですが、いつも困るのが盤面にこびりついたちょっとやそっとでは取れそうもないカビや埃の対処法。これまでは清潔なタオルで慎重に水洗いを施して、まあなんとかこれなら雑音ではなく収録音が聴けるかという…

あじさいの

毎朝通勤途中で見かける紫陽花を、今朝ようやく撮ってきました。たった一枚ササッと!(上の写真) 毎日見る度に青々と濃く色づいていく様や、葉に雨粒がのっていて梅雨の季節らしいなぁ〜なんて思いながら足早に通り過ぎます。事務所へ向かう足は、なかなか…

水曜日のエミリア

たまには映画の話題でも。ナタリー・ポートマン主演&制作総指揮「水曜日のエミリア」。 人生には(ある個人から見て)良いことも悪いことも起き、良い人も悪い人もいて、しかもそれらの良さ・悪さというものは複合的に絡み合っていて、良い&悪いの二元論で…

五百羅漢展で

両国の江戸東京博物館で特別展「五百羅漢」を見てきました。 芝の増上寺に秘蔵されていた仏画、全100幅(一幅172㎝×85㎝)を一堂に展示する空前絶後のスケール、忘れられていた幕末の天才絵師、狩野一信の命がけの仕事(96幅まで描いて没し、あとは妻と弟子…

林洋子さんの宮沢賢治「雪渡り」

宮沢賢治ひとり語り、クラムボンの会・林洋子さんから本日お手紙をいただきました。そのなかに“賢治さんと往くイーハトーブまごころ公演”として、まさにこの今、岩手県の被災地で“まごころ公演”をされていることが記されていました。 さっそくですが、情報を…

テノール歌手 木下 保先生(7)

本日は、しはらくお休みしていた、シリーズ「テノール歌手 木下保先生」です。本日は第7回目です。神坐しき、蒼空と共に高く、 み身坐しき、皇祖。 遙かなり我が中空、 窮み無し皇産霊、 いざ仰げ世のことごと、 天なるや崇きみ生を。この詩は、北原白秋(18…

ドキュメンタリー映画「よみがえる琉球芸能 江戸上り」

今年2月26日(土)、東京日本橋・三越劇場にて行われた「よみがえる琉球芸能江戸上り」公演情報を、以前2/24付じゃぽ音っとブログでご案内しました。そこでもご紹介致しましたが、琉球王国時代に幕府へ使節団を送った「江戸上り」を、この現代によみがえらせた…

村上春樹さんのスピーチ

6月9日バルセロナにおける、カタルーニャ国際賞の授賞式での作家・村上春樹さんのスピーチ全文が、毎日新聞WEB版に掲載されていました。わたしは先週末、節談説教の聴聞のために能登半島へ行っていたので、このスピーチのことをまったく知らずにいました。先…

7月5日まで、あと3週間!

5月末のチャリティ公演も無事に終わり、今度は「第51回ビクター名流小唄まつり」一筋にまっしぐらだと思ってはいても、そうは行かず何だかバタバタの毎日。 そんな毎日、今日も頑張るぞ!と気合いを入れて(笑)最寄り駅から歩いてくる通勤途中、何の変哲も…

速報「生きとりゃまた会える」

6/11 節談(ふしだん)説教布教師の第一人者、廣陵兼純(ひろおかけんじゅん)住職(74) photo(c)2011rn こちらでも紹介していましたが→満覚寺で最後の節談説教布教大会 - じゃぽブログ、一昨日、石川県輪島市門前町広岡の真宗大谷派満覚寺で、40年続いた布…

文楽公演、次回こそ

先月、文楽の東京公演で襲名披露がありました。文楽では珍しいので伺いたかったのですが、残念ながら機会を逃してしまいました。 人間国宝の竹本綱大夫さんが九代目竹本源大夫を、長男で三味線の鶴澤清二郎さんが二代目鶴澤藤蔵を襲名するという、親子二代の…

チャグチャグ馬コ

チャグチャグ馬コ(うまっこ)が震災からちょうど3ヵ月経つ今日、盛岡市と滝沢村で開催されたというテレビニュースを目にしました。その色あざやかな馬の衣装や鈴の音に釘づけになってしまいました。 詳しくは滝沢村ホームページ◆にあります。ほか「チャグチ…

CD「箏・三弦 古典/現代名曲集(22)」の「荒城の月変奏曲」

本日は、5月25日に発売した「箏・三弦 古典/現代名曲集(22)」のご紹介、第3回目です。収録曲を1曲づつご紹介していましたが、本日は「荒城の月変奏曲」です。 「荒城の月」は、皆様ご存知、瀧廉太郎作曲の不朽の名作です。瀧廉太郎は、1879年(明治12)に…

朝顔とゴーヤ

梅雨が明ければ、暑い夏がやってきます。今年は“節電”を心がける夏になります。エアコンをやめて扇風機にする、エアコンを使う時は設定温度を2℃上げる等々。ひとりひとりが出来ることをこまめにする必要がありますね。そこで我が家では昨年に引き続き、グリ…

満覚寺で最後の節談説教布教大会

節談説教研究会のブログ(◆)で、「満覚寺布教大会が本年で終了」という記事が出ていました。毎年6月に石川県満覚寺で行なわれていた節談説教の布教大会が、ついに今年を最後に終了するそうです。 「満覚寺布教大会」 平成23年6月11日(土) 午前9時〜午後4…

梅雨もよい?!

ここ2〜3日は、梅雨の晴れ間。晴れているとはいえ油断できません。日傘、雨傘が手放せません(><)今年の梅雨入りは関東では平年より早く、たしか5月27日でしたね。これからの約一ヶ月、しばし雨とお付き合い。でもそんな雨も嫌いでもない。そういえば、去…

進化を続ける藤井昭子

6/6月曜、東京・本郷の求道会館(東京都指定有形文化財)にて「第54回 藤井昭子 地歌ライブ 宮城道雄〜現代箏曲の天才が描いた古典の世界」を聴きました。出演:藤井昭子、塚本徳、高畠一郎、田辺頌山のみなさん、演奏曲目は「本年も昨年に引き続きまして、…

歴史的音源が公開されます

5月31日から国立国会図書館は、歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC)がデジタル化した歴史的音源のうち、約2,500の音源について館内での公開を始めました。 このうち、著作権及び著作隣接権の保護期間満了が確認された約100の音源については、インターネ…

「春の小川」をめぐって

最近刊行された『「春の小川」はなぜ消えたか―渋谷川にみる都市河川の歴史』(田原光泰著、之潮◆発行)を読んでいます。 「春の小川」といえばすぐにメロディと詞が浮かぶ素晴らしい歌。詞を手掛けた有名な国文学者の高野辰之さん(「春が来た」「もみじ」な…

CD「箏・三弦 古典/現代名曲集(22)」の「鳴沙」

本日は、5月25日に発売になった「箏・三弦 古典/現代名曲集(22)」のご紹介、第2回目です。 5月27日に、収録曲の1曲目「八橋」をご紹介して終わってしまいましたが、本日は2曲目の「三弦独奏による 鳴沙」です。 この曲は、正派大師範の後藤すみ子師による…

東京音頭と大東京音頭

昨日6月1日(水)に発売された作品をご紹介します。 みなさんもよくご存じの「東京音頭」と「大東京音頭」の2曲がカップリングされたシングルCDです。→ 「東京音頭/大東京音頭」東京にお住まいの方以外でも、一度は耳にした事があるのではないでしょうか?…

御礼「古典芸能の夕べ」

昨夜の当財団主催公演「古典芸能の夕べ」は、紀尾井ホールの1階席と2階席を満員にして大盛況の内に終了いたしました。特別にボランティアでご出演いただいた演奏者の皆様、ご来場いただいたお客様、義援金を賜りましたすべての皆様に心より御礼申し上げま…