“東洋のガラパゴス”という呼び名もある小笠原諸島がユネスコの委員会で、世界自然遺産登録が決定とのニュースが報じられました。おめでとうございます!
“東京都”の小笠原諸島といっても、東京の街からはじつに遠いところにあるのですよね。伊豆大島や三宅島、八丈島行きの船が集まる、東京の竹芝桟橋からおよそ1000キロ南の太平洋上に浮かぶ島々。
主島である父島ですら空港が無く、アクセスは東京・竹芝桟橋との間に概ね6日に1便運航している定期船のみ。まさに太平洋の大海原に浮かぶ離島群と言えるでしょう(小笠原村観光協会ホームページ◆より引用)
小笠原諸島はむしろ、太平洋上に浮かぶ他の島々――パラオ、グァム、北マリアナ諸島(サイパン)などの島々との共通性があるように思えます。
そんな小笠原には、「最初に定住したのは日本人ではなかった」といった意外な歴史、太平洋島しょ地域の流れを汲むと伝えられるユニークな踊り、そして、この島でしか見られない固有の生き物など、特異な歴史・文化・自然が豊富。特に、その自然はユネスコの世界自然遺産登録推薦地になるほどの価値を持っています。多くの人が知っていて、殆どの人が行ったことのない島々、小笠原―。この機会にぜひお出かけ下さい。(同上)
観光協会のホームページを拝見していて、いずれ小笠原に一度行ってみたいなあと考えていたら、以下のタイトルを思い出しました。さっそくですが、このDVDをご紹介させてください。
南洋へのまなざし〜パラオと小笠原の踊りと古謡(第23回〈東京の夏〉音楽祭2007 島へ ― 海を渡る音)(DVD→ ◆)
2009年、第25回を最後に幕を閉じたアリオン音楽財団の〈東京の夏〉音楽祭(アリオン財団HP内の“〈東京の夏〉音楽祭 アーカイブ”はこちら→◆)。2007年の第23回音楽祭で披露されたステージを収録したDVD。
私は当時、このステージを残念ながら拝見できませんでした。せっかくのこの機会に小笠原諸島を知るきっかけとして、このDVDを観てみようと思います。
(じゃぽ音っと編集部T)