昨夜、NHK教育テレビの番組「にっぽんの芸能」◆の前半「花鳥風月堂」での箏とフルートによる「テイク・ファイブ」に釘づけ。
演奏するお二人の女性は、Lipsというグループ(LipsのHPはこちら→◆)で、箏を演奏していたのは、山田流箏曲演奏家の鈴木真為さん。第10回邦楽技能者オーディションに合格され◆、下記のCD作品を発表、昨年10月の公演をじゃぽ音っとで取材させていただいたこともありました(→◆)。
演奏では、主旋律のフルートを箏がピアノのコード弾きのようにバッキングし、箏の下――龍腹のあたりを使って下からリズムを取るといった打楽器的な奏法も光っていて、ジャズの曲であっても、箏という楽器そのものの魅力が表現されていて素晴らしいものでした。「テイク・ファイブ」はLipsの2ndアルバム「光色-Hikari iro-」◆にボーナス・トラックとして収録されているようです。
邦楽での「テイク・ファイブ」といえば、長唄囃子の人間国宝・堅田喜三久さんによるものも有名ですね。堅田喜三久さんが参加した作品はじゃぽ音っと内でも数多く検索できますが、まず35歳のときの録音を復刻した「歌舞伎の囃子」をご紹介させてください。
「歌舞伎の囃子」◆
この堅田喜三久さんが“5拍子”を取る楽しい「テイク・ファイブ」はCD『和の調べ』(コロムビアミュージックエンタテインメント)などで聴くことができます。こちらもぜひ!
(じゃぽ音っと編集部T)