来月12月4日の東北新幹線「新青森」開業に向け、各メディアが青森を取り上げ、さまざまな情報を私たちに届けてくれています。
私も数年前に1度だけ家族旅行で青森に行きましたが、行ってみたい所がまだまだたくさんあります。世界遺産・白神山地西麓にある青池、特別観光大使になった秋田犬“わさお”がいる鰺ヶ沢町、天然記念物のタンチョウヅルを見ることができる丹頂鶴自然公園など、挙げたらきりがありません。
最近テレビでよく目にするのがJR東日本の『MY FIRST AOMORI』(はじめての青森)のCM。青森を舞台にしたドラマ仕立てになっていて、東京出身の新米社員(三浦春馬さん)が先輩に囲まれて成長していくというシリーズです。心温まるストーリーと青森の美しい風景を毎回楽しみにしています。
JR車両内でも『MY FIRST AOMORI』のPRCMが流れていて、そのCMを見るのが通勤時間の長い私にとって楽しみの一つでもあります。少し前に流れていたのは、三浦春馬さんが五所川原で津軽三味線と触れ合うという内容のもので、初めての津軽三味線を楽しんでいる笑顔と「三味線って、ロックだ」というキャッチコピーがとても印象に残るCMでした。
津軽三味線の魅力を知るきっかけが何であっても、このCMのように日本にはこんなに素晴らしい楽器があるのだと一人でも多くの方々に実感してもらいたいと思います。
私が津軽三味線の音に魅せられてしまったのは中学生の頃。祖母と一緒に見ていた歌番組で、津軽三味線の独奏で始まる北島三郎さんの「風雪ながれ旅」に感動してしまったのです。津軽三味線の音色と北島三郎さんの歌声に、子供ながらにぞくぞくしたことは今でも忘れられません。後にこの歌の歌詞はあの高橋竹山さんをモデルに書かれたものだと知り、一層興味深く聴くようになりました。これからも津軽三味線の音色を楽んでいきたいです。そして、いつか東北新幹線「新青森駅」にも降り立ってみたいと思います。
弊財団からリリースされている津軽三味線おススメCDをご紹介します。
じゃぽ音っと作品情報:決定版 高橋竹山~津軽三味線(SHM-CD盤) / 高橋竹山
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