先月24日の、邦楽打楽器セットから写真5枚 - じゃぽブログに続きまして、今回は胡弓を紹介いたします。中国の二胡とよく間違われますが、胡弓は日本固有の楽器です。かたちも材質も違いますし、胡弓の方が弓の張りをゆるくしているという特徴があります(上の写真のたわみにご注目)。胡弓の起源は謎に包まれていますが、ある説としてはキリシタン楽器が起源と言われ、キリスト教が禁制になってから胴を三味線に似せて、弾圧から逃れたそうです。富山県八尾地区の風の盆で使用されるのが有名ですね。なんとも哀愁を帯びた音色が心の奥に響きます。
実際に演奏されているかたのページがありました→http://www.cty8.com/dressing/owara.html
こんなCDがあります→じゃぽ音っと作品情報:風の盆 越中おわら節のすべて 富山県民謡おわら保存会 / 富山県民謡おわら保存会
1978年5月23〜24日八尾町城ヶ山「朶雲荘」にて収録されたものは、こちら→じゃぽ音っと作品情報:復刻 越中おわら節名人競演集 / 富山県民謡おわら保存会
川瀬白秋さんが箏・三絃・胡弓をマルチレコーディングしたCDはこちら→じゃぽ音っと作品情報:胡弓の彩 / 川瀬白秋
日本をはじめ(1〜4)、モンゴル[楽器名称:モリンホール](5)、中国(6、7)[楽器名称:二胡(アルフー)]、ベトナム(8、9)[楽器名称:弾二(ダンニー)]、インドネシア(10)[楽器名称:ルバブ]という周辺諸国の「胡弓」が聴き比べられるCDはこちら。アジア各地の多彩な伝統音楽の世界を堪能できます→じゃぽ音っと作品情報:〈COLEZO!〉〜コレゾ!BEST!〜胡弓
シンセサイザーを伴った畦地啓司(あぜち・けいじ)さんの作品はこちら→じゃぽ音っと作品情報:胡弓 畦地啓司心の詩 おあしす / 畦地啓司
(J)