じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

水曜日のエミリア


たまには映画の話題でも。ナタリー・ポートマン主演&制作総指揮「水曜日のエミリア
人生には(ある個人から見て)良いことも悪いことも起き、良い人も悪い人もいて、しかもそれらの良さ・悪さというものは複合的に絡み合っていて、良い&悪いの二元論では語りきれない・・・ちょっと概念的ですが、こんな映画だと思いました。ファンタジーや戦場モノ、近未来等を描いた作品ではないので、日常から離れたい人には不向きかも。舞台がアメリカ・ニューヨークとは言えかなり現実感のある映画です。そして日常を扱った映画だけに、感情移入して、涙腺の弱い方が泣ける場面もいくつも用意されていますよ。
ナタリー・ポートマンの表情はくるくると変わり、心の内面を映し出し、<魅力的>。ネタバレになるのであまり言えませんが、映画の最後のほうでジャックと見つめ合うエミリア=ナタリーの表情と言ったら・・・! ストーリーは、はっぴいえんどと思えますが、日常に戻っただけ(もちろん<家族>の絆は深まっている)とも言えます。それでも人生は続く Life goes on・・・とも読めます。そしてニューヨークの風景の素晴らしさ---何気ないストリートからセントラルパークまで、行かれたかたなら懐かしく思い出されることでしょう。
スケートのシーンを見ていて、この曲を思い出しました。「スケーティング・イン・セントラル・パーク」by Bill Evans (piano) & Jim Hall (guitar), from the album "Undercurrent"→YouTube
予告篇が自動的に再生されて音が出ます、ご注意→http://wed-emilia.jp/
7/2東京から順次公開されます。

なお公式ツイッターがあるとのことでしたが、なぜか見つかりませんでした。画像はオフィシャルサイトより。

(J)