じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

友人の結婚式に出席して

9月になりました。今朝、小学生が友達と一緒に元気に登校する様子を目にしました。新学期がはじまったのですね。いつもの朝の光景が戻ってきました。

8月末、友人の結婚式に出席するため名古屋へ行って来ました。結婚式と披露宴が行われたのは名古屋市中区にある“恋人の聖地”「名古屋テレビ塔」。地上100mの展望台での結婚式。眼下に広がる街並みを眺めながら、出席者以外に一般観光客も一緒にお祝いができるオープンな結婚式でした。

披露宴はテレビ塔4階にある「タワーレストラン」にて。終始感動的な時間が流れる中、そのバックには素敵な音楽が流れていました。今流行っているポップスや、洋楽、ピアノ曲等々、雰囲気を盛り上げる曲が上品に組み込まれ、心地よく耳に入って来ました。

そんな素敵な音楽と親友の幸せそうな姿を心に焼きつけながら、私は父親から娘へ贈る「さんさ門出酒」 (歌:石垣まさひろ)という歌の歌詞を思い出していました。舞踊歌謡曲を制作する仕事柄、“結婚”を題材にした曲も数多くあり、どうしても関連づけてしまいます。その歌詞というのは、「何時も明るい 笑顔をみせて 福を呼び込む 嫁になれ・・・」(作詞:たかはらゆたか)という一節です。本当に福を呼び込んでくれそうな新婦の笑顔だったので、この歌詞が思い出されたのだと思います。

結婚式に出席すると、新郎新婦は勿論、ご両家のご親族、仕事関係者、友人等、それぞれが持つ感情に触れることが出来ます。幸せに満ちた雰囲気と、その反面少し寂しい感情。とてもドラマチックな、深い物語がそこにあると感じました。この経験も、また曲作りに活かせると思います。

石垣まさひろさんの「さんさ門出酒」、ぜひ聴いてみてください。

 

(K)