じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

シューマン「ピアノ協奏曲」オススメ度BのCD

ウルトラセブンの最終回でこの曲が使われていたというのは有名な話ですね。「僕はね、人間じゃないんだよ」下の映像をご覧下さい。この絶妙な使用法・・・子供にはインパクトが強すぎます(笑)

昨日のCに続いて、今日はオススメ度BのCDをご紹介していますが、

オススメ度の分類は、下記のとおりです。
A=どなたにもまずはオススメ

B=二枚目として他の演奏を聴いてみたい方にオススメ

C=演奏者のファンならオススメ

CDの番号:CE30-5530
ピ ア ノ:ディヌ・リパッティ
指 揮 者:ヘルベルト・フォン・カラヤン
管 弦 楽:フィルハーモニア管弦楽団
録音データ:1948年イギリス、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
感想のメモ:古い録音のため音質は良くないが規範となる演奏(ウルトラセブン最終回で使用)
オススメ度:B
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CDの番号:MEL 18018(KKCC-4006)
ピ ア ノ:アルフレッド・コルトー
指 揮 者:フェレンツ・フリッチャイ
管 弦 楽:ベルリンRIAS交響楽団
録音データ:1951年ベルリン(ライブ)
感想のメモ:音は古めかしく演奏にキズも多いが音楽の流れに一貫したライブ感があり、あたたかい音で、嫌いじゃないです。
オススメ度:B
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CDの番号:POCG-1016
ピ ア ノ:マウリツィオ・ポリーニ
指 揮 者:クラウディオ・アバド
管 弦 楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音データ:1989年ドイツ、ベルリン、フィルハーモニー
感想のメモ:かなり良いのですが、第3楽章でほんの少し各音符が短めに演奏されているように聞こえるのです。カップリングがシェーンベルクのピアノ協奏曲作品42というのがユニーク。
オススメ度:B
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CDの番号:F35L-50150
ピ ア ノ:ラドゥ・ルプー
指 揮 者:アンドレ・プレヴィン
管 弦 楽:ロンドン交響楽団 (LSO)
録音データ:1973年イギリス、ロンドン、キングスウェイ・ホール
感想のメモ:音楽の作り方も音質も柔らかい感じで良いが、第3楽章最後の部分の表現が弱く感じます(マスターテープの傷みか?音量が落ちる)。
オススメ度:B
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CDの番号:UCCD-3302
ピ ア ノ:ジュリアス・カッチェン
指 揮 者:イシュトヴァン・ケルテス
管 弦 楽:イスラエルフィルハーモニー管弦楽団
録音データ:1962年(あまりクリアではないが、曲の雰囲気をよく伝えてくれる)
感想のメモ:テンポは速め。知性が全体をコントロールする中で感情の流れも自然に伝わってきます。
オススメ度:B(もう少し音が良ければA)
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CDの番号:BVCC-672 (74321-22092-2)
ピ ア ノ:仲道郁代
指 揮 者:クラウス・ペーター・フロール
管 弦 楽:フィルハーモニア管弦楽団
録音データ:1994年イギリス、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
感想のメモ:ロマンティックな曲想を大きめのスケールで聞かせる録音。リッチで残響は多め。そのせいか第3楽章の終盤部分〜最後、ピアノに切れがないです。
オススメ度:B
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CDの番号:POCG-7037 or POCG-50053
ピ ア ノ:クリスティアン・ツィマーマン
指 揮 者:ヘルベルト・フォン・カラヤン
管 弦 楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音データ:1981-82年ドイツ、ベルリン、フィルハーモニー
感想のメモ:元気のよい(よすぎる?)演奏。POCG-50053も同内容だが、POCG-7037のほうが渋めの音で好みです。
オススメ度:B(POCG-7037)
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CDの番号:PHILIPS 412 251-2
ピ ア ノ:アルフレッド・ブレンデル
指 揮 者:クラウディオ・アバド
管 弦 楽:ロンドン交響楽団 (LSO)
録音データ:1979年イギリス、ロンドン、ワトフォード
感想のメモ:録音のせいか全体に少し音にもたつき感があり、切れが欲しいと思わされます。演奏は自分の好み。
オススメ度:B
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シューマン「ピアノ協奏曲」オススメ度AのCD - じゃぽブログ
シューマン「ピアノ協奏曲」オススメ度CのCD - じゃぽブログ

(J)