19日のブログ（アベンジャーズ→北欧神話→ニーベルングの指環 - じゃぽブログ）に書きました北欧神話内の重要な概念：ユグドラシル（宇宙樹＝うちゅうじゅ）。宇宙をつらぬいてそびえるトネリコの大木で、そのこずえは全世界の上に広がっている・・・ユグ＝恐ろしい者、の意で主神オーディンの別名、ドラシル＝馬で、ユグドラシル＝オーディンの馬。ある日オーディンが首をくくられたように自らこの木にぶらさがって自分の体をヤリで突き（厳しい修行をしたということでしょう）、昔の北欧人が使ったルーネ文字を発見した（そして詩をこの世にもたらした）とされますが、罪人が絞首刑になることを西洋では俗に馬に乗るといい、そこから来ているようです。
北欧神話の主神オーディンには様々な性格がありますが、「詩と知識の神」「魔法と変身術にたけた神」であり、後者から連想されるとおりまた著者のトールキンも言うとおり『指輪物語』における魔法使いガンダルフはオーディンをモチーフにしています。『指輪物語』は大ヒット映画シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』（2001〜2003）の原作ですね。そのさらに60年前の世界が舞台になった続編映画が来月14日から公開されます→【ワーナー公式】映画（ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信）｜ホビット 思いがけない冒険。ニュースも→世界的指輪旋風の再来なるか!? 『ホビット』最新映像3連発一挙公開 | NewsWalker
北欧神話における神々と巨人たちとの最終決戦「ラグナレク」・・・登場するキャラクターのほとんど全員が死んで大地は海中に沈み世界は滅びる・・・冒頭にリンクを張った19日のブログでは、神々の仲間でありながら「ラグナレク」の日に裏切ったロキについてご紹介していますが、参考文献『北欧の神話』の記述によると、この日、ロキは神の国アスガルドの見張り番ヘイムダルと戦って「相討ちになり、枕を並べて死んでいきました」とのことです。その光景を想像して永井豪の漫画『デビルマン』（1972〜1973）のラスト近く、デビルマン（主人公＝不動明）が亡くなっているシーンを思い出しました。。ロキとヘイムダルは仲が悪かったという記述も北欧神話にはあります。映画『マイティ・ソー』ではヘイムダルを黒人俳優イドリス・エルバが演じたことで話題となっていたようです。
映画『アベンジャーズ』では世界は破滅せず、人類は救われました。一番いいとこどりの活躍をしていたのがアイアンマンですｗ そのアイアンマン役のロバート・ダウニー・ジュニアですが、最近のシャーロック・ホームズ・シリーズともども、はまり役！と感じました。若い頃よりいい役者になったのではないでしょうか？→アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン｜映画／ブルーレイ・デジタル配信｜マーベル｜Marvel｜
映画『アイアンマン』ではハードロック／へヴィメタルの元祖的なバンド：ブラックサバス（イギリス、1969年結成）の代表曲のひとつ、その名も「アイアン・マン」が流れていました→YouTube 同曲をスウェーデンの女性ボーカルグループ、カーディガンズがカヴァーしたバージョンはこれ→YouTube そして純邦楽への影響として、メタルバンドでギターを弾いていた現箏奏者の市川慎（いちかわ・しん）が作曲した「紅蓮（ぐれん）」。WASABIのファーストCDアルバム4曲目『WASABI』に収録→WASABI : WASABI | HMV&BOOKS online - VZCG-762
じゃぽ音っと作品情報：WASABI / WASABI
蛇足ですが『アベンジャーズ』のavenge・・・よく復讐するという意味ではrevengeを使いますが、avengeには不正を正すという意味合いが、revengeには個人的に復讐するという意味合いがあるようです。
（Ｊ）
