じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

箏曲・地歌が楽しく学べる講演会

公益社団法人日本三曲協会主催の講演会のお知らせです。

箏曲地歌の流れ〜激動の幕末・明治期の名作曲家達」というテーマで、講師は邦楽研究家の山川直治先生です。箏曲地歌・尺八の演奏家の団体である日本三曲協会の会員向けの講演会ですが、うれしいことに会員以外も受講できるそうです。
締切間近(10月31日必着)ですが、まだいくらか余裕があるようですので、箏曲地歌に興味のある方、ぜひお出かけください。オススメです。講演会の内容と申込方法は次のとおりです。

演題 「箏曲地歌の流れ〜激動の幕末・明治期の名作曲家達」
講師 山川直治先生(邦楽研究家)
日時 平成25年11月25日(月) 午後6:30〜8:30
会場 主婦会館プラザエフ9階 スズランの間
 東京都千代田区六番町15番地(アクセス
受講料 協会員 2,000円
      一般(協会員以外)3,000円 (当日支払い)
募集人数 150名
申込締切 10月31日(木)必着 (満員の場合はお断りのご連絡をします)
申込方法 ハガキに下記の必要事項を記入し、協会事務局宛て送付ください。
送付先
 107-0052 東京都港区赤坂2-15-12 パール赤坂403
 公益社団法人日本三曲協会
問合せ先 →公益社団法人日本三曲協会

申し込み必要事項

1.A 協会員 B 一般 の別
2.氏名(芸名)
3.流派・所属会派(協会員のみ記入)
4.住所 〒
5.電話番号
6.申込日

以下、日本三曲協会の会報からの引用です。

今回は幕末から明治期に時代を絞って、日本の歴史が激しく動いた時代を生きた作曲家十八名余と、その時代を反映して生まれた作品の数々についてお話くださいます。
松浦検校『宇治巡り』『四季の眺』、菊岡検校『笹の露』『夕顔』、光崎検校『五段砧』『秋風の曲』、吉沢検校の古今組、又それに付随して古今組に手事を挿入、替手を作曲した松阪春栄の事、千代田検校『竹生島』、三世山勢松韻『都の春』など、多様な曲が並びます。

講師の山川直治先生は、当財団の財団賞および邦楽技能者オーディションの選考委員としてお世話になっていますが、今年1月5日のブログで紹介した大著『箏曲要集』の編者でもあります。
現代に息づく古典の名曲を、その生まれた時代から読み解く講演は、箏曲地歌の新しい魅力に気づかせてくれることと思います。
なお、日本三曲協会の会報は会員向けに年2回発行されていますが、こちらのサイト(→会報案内)からダウンロードできます。
若手会員によるインタビュー記事「先輩にきく」や、久保田敏子先生の連載「地歌箏曲の先師たち 地歌の種類と芸脈」なども読み応えがあります。あわせてオススメです。

(Y)