じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

菅原都々子さんと石垣まさひろ

ゴールデンウィークも後半に入った5月4日(水)、東京・半蔵門にある音楽専門の衛星デジタルラジオミュージックバード”のスタジオへ行って参りました。ご存知の方も多いと思いますが、ミュージックバードには、クラシック、ジャズ、J-POP、演歌歌謡曲等、多岐に渡るジャンルの音楽チャンネルがあります。→http://www.musicbird.jp/channels/musicbird/index.html

昭和歌謡から最新演歌までを網羅し、1日24時間OAされている歌謡演歌づくしの“歌謡&演歌”チャンネル、月〜木曜日の19:00〜20:00に放送されている番組「歌の交差点」に、今回、民謡や舞踊歌謡曲で人気の歌手・石垣まさひろがゲスト出演しました。水曜日のパーソナリティを務めるのは、歌手であり、作詞作曲も手掛けるなどマルチな才能を持つ原田ヒロシさん。毎回生放送でゲストを迎え、気取らないおしゃべりと歌、時には生演奏なども楽しめるライブ感覚の番組です。

その生放送、石垣まさひろと共に、なんと!あの菅原都々子さんが出演してくださいました。個性的なビブラートの高音が特徴的で、大ヒット曲「月がとっても青いから」は、今でも多くの人々から愛されている大スターでいらっしゃる菅原都々子さん。気品の中に優しさが溢れ出るお姿に、オーラを感じました。

実は、石垣まさひろはかつて菅原都々子さんのお父様である作曲家・陸奥明(むつあきら)さん、弟さんである作曲家・陸奥高志さん(共に故人)に師事していました。石垣まさひろが北海道から上京して来た頃から何十年もの長い間、一生懸命に歌を練習している姿をずっと近くで見ていてくださっている菅原都々子さんは、石垣まさひろにとって大事な存在であります。そんな菅原都々子さんと一緒にマイクの前に座る石垣まさひろは、少し緊張しているように見えましたが、その様子を優しく見守る菅原都々子さんの姿がとても印象的でした。放送はされませんでしたが、菅原都々子さんが一言「まさひろが歌い方を変えないでいてくれて嬉しいです」とおっしゃいました。陸奥両先生の教えをしっかりと身につけ、現在多くの人から愛される歌手になった石垣まさひろ。素晴らしいことだと思いました。菅原都々子さんは2006年に歌手生活70周年を迎えられ、この年に現役歌手としての活動を卒業されていますが、今まで自分を支えてきてくれた方々への感謝の気持ちを込め、現在福祉施設などでの歌のボランティアをされています。80歳を越えて更に輝いていらっしゃる菅原都々子さん、尊敬します。

(左から原田ヒロシさん、石垣まさひろ、菅原都々子さん)
番組の中では、菅原都々子さんの「花のエレジー」「月がとっても青いから」の他、石垣まさひろの最新シングル「清盛残照」、カップリング曲の「さんさ門出酒」、前作の「あゝ坂本龍馬」、そして陸奥高志さん作曲の「やまびこ峠」を流していただきました。パーソナリティの原田ヒロシさんにいろんなお話を引き出していただき、楽しい1時間となりました。ありがとうございました。

(K)