じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

民謡歌手・澤瀉秋子さん

テレビ、ラジオ、国内外公演等で大活躍の若手民謡歌手・澤瀉(おもだか)秋子さん。以前じゃぽ音っとブログでも、津軽三味線の椿正範さん、舞踊家の松浦奏貴さんと組むユニット、郷みん‘S(きょうみんず)としての活動をご紹介させていただきました。

澤瀉秋子さんは今年25歳。初舞台は2歳とのことで、もう20年以上の芸歴。子供の頃から重厚感のある曲を好んで歌っていたというだけあって、25歳とは思えぬ落ち着きと存在感を持つ実力派の歌手です。(しかし、趣味はブタのぬいぐるみを集めること・・・という、かわいいところもありますよ)

2003年に「若い民謡」、2006年に「若い民謡2nd.」をリリース。郷みん‘Sとして2009年に発売したアルバム「ふる里 虹の懸け橋」をはさみ、今年11月には澤瀉秋子として3枚目となるアルバム「民謡(うた)の道」をリリース予定です。自分が本当に歌いたい“重くてずっしりした”曲、リクエストが多い曲に加え、津軽三味線の曲弾き1曲の計10曲を収録します!

この「民謡(うた)の道」というタイトルは、澤瀉秋子さん本人が付けました。「今まで歩んできた道、これから歩んで行く道」という意味が込められています。澤瀉秋子さんの「何があっても歌い続ける」という強い決意が感じられ、これからの民謡界を牽引していく歌手の一人になってくれると確信しています。

先週、都内スタジオでジャケット写真用の撮影がありました。撮影の数日前にカメラマンさん、ヘアメイクさん、澤瀉秋子さんとの打ち合わせで、こちらの希望をお伝えしていたので、当日はいろんな表情を引き出していただきました。お蔭様で選ぶのが大変なほど良い写真がたくさん撮れました。

スタジオ内での撮影の他、屋外での撮影も体験しました。

雨の影響で撮影時間が充分にとれず、あわただしく撮影した感じだったのですが、リラックスした表情の写真がとれました。スタッフの皆様、ありがとうございました。

8月中旬からレコーディングが始まります。いよいよです!澤瀉秋子さんも日々唄の練習に励んでいます。良い作品になるよう気を引きしめて臨みたいと思います。


おもだか秋子「民謡(うた)の道」情報!(苗字の澤瀉をひらがなで表記します。)
2011年11月2日(水)発売予定/CD:VZCG-746/1,905円+税
【収録曲】黒田武士、泣き坂追分、喜代節、新さんさ時雨、とのさ節、古調あいや節、南部あいや節、宮城長持唄、秋田小原節、津軽じょんから節(曲弾き)〔全10曲収録、曲順不同〕

(K)