じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

旅立ちの日に

梅の花も咲いて春らしくなってきましたね。
卒業式のシーズンでしょうか。
私の周りには卒業式を迎えるという人は少なかったので、ちょっと実感はないのですが、『はいからさんが通る』(漫画)の紅緒さんのような矢絣コーディネイトの袴姿の女子大生さんや、ランドセルの少年と一緒に歩くスーツを着たお母さんや、若い方の集団を見かけると、卒業式かな、、と思います。自分の某時代の卒業式の日には、友達と散々どこかを歩き回った後、最後別れた後に卒業証書の筒の中身が違う人のだった(どーするの?もう会わないでしょう!?)ということもありましたが・・・。

昨年は震災で、卒業式が出来なかったという学校も多かったのでしょうか。先日は震災より1年目を迎え、特集された番組では涙があふれるばかりでしたが、SMAPの番組『スマスマ卒業スペシャル』では、SMAPさんが福島県の浪江中学校の14名の卒業生をサプライズ訪問し、楽しい時間を過ごされていたようで良かったです。
その時に、浪江中の皆さんが歌っていたのが『旅立ちに日に』でした。歌の途中でSMAPの皆さんが登場されて、生徒さんと一緒に合唱となりました。

♪白い光の中に 山なみは萌えて
遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ

という歌い出しのこの曲は、1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の校長先生が作詞、音楽の先生が作曲した、卒業生に贈るサプライズ曲だったそうですが、その後、多くの人に歌われるようになり、近年では卒業ソングの定番となっているようです。ジェネレーションギャップを感じる私が卒業式に歌っていたのは、「校歌」「君が代」「巣立ちの歌」「仰げば尊し」「蛍の光」ですね。
今年歌われる卒業ソングランキングでは、1位に『旅立ちの日に』、2位には『3月9日(レミオロメン)』とのことで、『旅立ちの日に・・・(川嶋あい)』)、『栄光の架橋(ゆず)』)、『ありがとう(いきものがかり)』と続くそうです。

先日、弊財団よりリリースされた『児童合唱まるかじり』は、私のようにジェネレーションギャップを感じている大人の方にも是非お聴きいただきたい1枚です。「旅立ちの日に」をはじめ、「Smile Again」「ありがとうさようなら」「BELIEVE」「出会い」「ひかりの空へ」など、卒業式に歌っていただきたいメッセージあふれる歌がたくさん収録されています。どの曲もとても良い曲です!

(制作担当:うなぎ)