じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

馬喰町ART+EATで馬喰町音楽会Vol.2

昨日に続いて、きょうもYuriKからお届けいたします。
こちらもブログでご案内していた公演「浪曲からパンソリへ パンソリから浪曲へ 〜情念渦巻く宵の部〜」に、先日、行ってまいりました。〔当ブログ過去記事→「浪曲からパンソリへ パンソリから浪曲へ」(2013年01月30日)〕(私は幸運にもチケット入手が間に合いました!)
会場の「馬喰町ART+EAT」は、ライブハウスであると同時に、カフェでもあり、ギャラリーでもある、温もりを感じるすてきなスペースでした。高い天井とガラス窓が、いい具合に反響板の役割を果たしているのか、ぎっしりの客席でも、パンソリの安聖民さんの輝くばかりに艶やかな声の張り、呼応するリ・チャンソプさんのコス (太鼓)とその掛け声、浪曲玉川奈々福さんの表情豊かな声の綾と、息遣いそのものであるかのような曲師=沢村豊子さんの三味線の絶妙な技まで、ナマ音で堪能することができました。企画者の姜信子さんによるフランクでいて芯のあるお話も、深くて楽しめました。
その日に会場で配られた何枚かのチラシの中で、ことさら目を引いたのが、一番小さくて手作り風な、こちら

馬喰町音楽会Vol.2
[日時] 2013年3月10日(日) open:17:30 / start:18:30
[出演者] Marewrew / 馬喰町バンド
[会場] 馬喰町ART+EAT
   東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル202
   アクセスは馬喰町ART+EATトップページからenterして、左上住所の MAP のボタンをクリックしてください
[入場料] 前売 3,000円 / 当日 3,500円(いずれも1ドリンク付、小学生以下無料)
[予約・お問合せ] 馬喰町ART+EAT宛、メール infoart-eat.comに変えて)、またはお電話03-6413-8049

“それ”が“音楽”という言葉で呼ばれるずっと昔から人から人へ伝えられてきたもの。人は今も“音楽”を通して太古の記憶に繋がれるのだろうか?――こんなことを言われたら、気になってしまいます。
そもそも、「馬喰町音楽会」とは、何なのでしょう?…調べてみたのですが、どうやら、「馬喰町バンド」がプロデュースする音楽会のようです。そして「馬喰町バンド」とは、武徹太郎(ギター)、織田洋介(ベース)、土生裕(パーカッション)の3人で構成される、『音楽の根源を探求する、ギター・ベース・パーカッションから成るトリオバンド。記憶の底に触れるように、グルーヴするライブをモットーとする。民俗音楽の進行形、ジャパニーズソウルミュージック!!2007年10月「馬喰町ART+EAT」のオープニングパーティを機に結成。以降「馬喰町バンド」という名前でこの町を拠点に活動していくことになる』のだそうです(馬喰町バンド公式サイトより)。ますます気になってきました。
では、今回ゲストに迎えられる「アイヌの歌姫4人組・マレウレウ」とは?……公式サイトが見つからなかったのですが、インタヴュー記事に音と動画も入っている、こんな元気なサイトがありました。
マレウレウ スペシャルインタビュー
アイヌ音楽どうのという枠じゃないところで、聞いてもらいたいと思っているから。アイヌ音楽ってこうなんだ…とかじゃなく、何これ?聞いたことないけど、すごくかっこいい。そう思ってもらえるのが理想』(インタヴューより)とのこと。

“音楽”という言葉で呼ばれるよりずっと昔から伝えられてきた“それ”と、巡り逢えそうな予感が…



馬喰町ART+EAT 公式サイト
馬喰町バンド 公式サイト 「Biography」のページの下の方に、ライブの動画もあります

(YuriK)