じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

パウル・クレー展に行きそびれました(> <)

地下鉄竹橋駅の近くに東京国立近代美術館があります。毎日通勤電車の中からホームの壁にあるパウル・クレーの大きな絵の看板を見ては気になっていて、いつか行こうと思っていたら終わってしまいました『パウル・クレー おわらないアトリエ』が〜(笑)とても残念です。

そんなクレーにちなみまして・・・当財団から出ております CD『日本の合唱曲全集』シリーズの中に『クレーの絵本/三善 晃 作品集4』があります。
[:W200]
画家パウル・クレーの絵から詩人谷川俊太郎が作った詩を、三善晃氏が作曲している合唱組曲混声合唱とギターのための組曲 クレーの絵本第1集[ポール・クレーの絵による「絵本」のために]より』が収録されています。
〈クレーの絵本 第1集〉(CD解説書より)
 ・・・谷川俊太郎さんの詩を透視してポール・クレーの絵を見ると、違った絵に見えた。詩の力だが、同時にそれはクレーの偉大さでもある・・・1999・11・10 三善晃
このCDを聞いてからクレーの絵を見たら、また違った世界が覗けるのかもしれません。

「選ばれた場所」 詩 谷川俊太郎
♪そこへゆこうとして ことばはつまずき
 ことばをおいこそうとして たましいはあえぎ
 けれどそのたましいのさきに
 かすかなともしびのようなものがみえる
 そこへゆこうとして ゆめはばくはつし
 ゆめをつらぬこうとして くらやみはかがやき
 けれどそのくらやみのさきに
 まだおおきなあなのようなものがみえる


何だかこの詩、今を感じました。

他に、『混声合唱組曲 詩の歌』(作詩:まど・みちお)と『混声合唱のための 地球へのバラード』(作詩:谷川俊太郎)収録。

(japogirl)