じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

まるかじりシリーズ

こんにちは。制作担当のうなぎです。急に寒くなりましたね。寒いのが苦手なので、泣きそうです。
さて、本日は「まるかじりシリーズ」のCDをご紹介します。弊財団で制作しているCDに「まるかじり」というシリーズがございまして、ホームページの「日本の伝統音楽・伝統芸能/クラシック」をクリックすると右上に「まるかじりシリーズ」というタグが出てきます。
シリーズの元祖は「日本音楽まるかじり」。日本の伝統音楽全般にわたって、解説付きで紹介しています。

まずは「縄文時代の音」(紀元前!)からご紹介です。次に「雅楽」(8世紀頃からか〜)。話はそれますが、もうすぐ映画「源氏物語〜千年の謎〜」が公開されるそうですが、光源氏や頭中将が雅楽の舞《青海波》を舞うシーンがあるようですね。こちらのCDには《青海波》は収録されていませんが、《蘭陵王》の一部が紹介されています。きっと光源氏と頭中将は、《蘭陵王》も舞ったのではないかなぁと勝手に想像しています。KARAやAKB48も元気がでますが、若い男性の華やかな舞というのも、見ごたえがありそうですよね!
そのあとも「声明」(8世紀頃か)、「琵琶」(やはり8世紀頃か)、「能・狂言」(14世紀頃)、「沖縄古典音楽」(16世紀頃)、「地歌箏曲」(17世紀頃)、「三味線音楽」(17世紀以降)、「小唄、端唄」(江戸時代初期)、「尺八」(18世紀頃)、「アイヌ音楽」、「民族芸能・民謡」「新日本音楽」・・と紹介しております。英文解説もついています。
また、「日本民謡まるかじり」は、民謡ファンに是非おすすめです。

合唱では、「日本の合唱まりかじり」が2タイトルございます。

こちらは、1900年に作曲された滝廉太郎「花」から、2005年に発表された坂本龍一作品まで、50名の作曲家の作品を収録。日本合唱音楽の歴史をたどるベスト盤です。

こちらは、2009年に生誕百年を迎えた、夭折の天才作曲家・貴志康一の「力車」から、大島ミチル・寺嶋陸也の作品まで、50名の作曲家の作品を収録しました。
「小唄まるかじり」「日本の音風景100選まるかじり」も充実した内容です。今後もいろいろな「まるかじり」を企画中です。そして・・・
現在「児童合唱まるかじり」を制作中です。「手のひらを太陽に」「ピクニック」など、お父さん、お母さん世代でも知っている!という歌から、最近作曲された新作まで、楽しさがつまったCDになりそうです。こちらは、3月に発売予定。詳細が整いましたら、またご紹介します。

(制作担当:うなぎ)