じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

京都から富士山!?

先日、こんな新聞記事を発見! 〜9/25付 京都新聞より

「京都から富士山見える?研究者解析、好条件そろえば」

京滋府県境そばの白倉(しろくら)岳(高島市朽木、標高950メートル)や京都府域も含めた周辺の尾根から富士山の頂上が理論上わずかに見えることが、筑波大付属高社会科(地理)教諭の田代博さんの解析で24日までに分かった。空気が澄み切り、遮る木がないなど好条件がそろえば超望遠レンズで見える可能性があり、研究者は「京都から写真を撮影できれば富士山展望史に残る快挙」と情報を求めているそうです。(田代博さんのホームページはこちらです→

解析によると、白倉岳や同岳の一部で南西側の中岳、南岳に連なる尾根の東側から富士山が見える計算になり、伊吹山南アルプスの山々に視界をさえぎられない奇跡的な地点だということ。これまで富士山を遠望した写真が撮影された最西端は、和歌山県の色川富士見峠。上記の田代博さんのホームページで、この「最遠望の富士」、2001年9月に322.9km離れた富士山が撮影された素晴らしい写真を見ることができます。→

また、この和歌山県色川富士見峠の近くにある那智三峯のひとつ妙法山には、東屋などが整備された「妙法山富士見台」があり、富士山までの間に雲がでていない空気の澄んだ日には、熊野灘のはるかかなたに富士山を望むことができます。

それにしても“京都から富士山見える!?”の記事は、「富士山」大好きな私にとっては、大変興味深く、浪漫あふれる話題。散歩の途中でよく目にする多摩川からの富士山も良いですが、ぜひ京都からの写真撮影に成功してもらいたいものです!!

というわけで、弊財団で扱う“富士山”に関わるCDについてご案内です。今年1月のブログでも「富士山関連」作品が紹介され、そして過去のブログでも何度も紹介されている作品ですが、私のおススメがこちら!!
VZCG-8435〜8436『日本の音風景100選まるかじり(2枚組)』

DISC1の38曲目に「富士山麓・西湖畔の野鳥の森」の音風景が収録されています。富士山の北麓、山梨県富士河口湖町の西湖畔の青木ヶ原樹海の北部に位置する野鳥の森公園は、森林浴をしながら遊歩道やハイキングコースを散策でき、4月から5月は、緑豊かな森の木々がざわめくなかに、ウグイスやヤマガラ、ジュウイチなどの野鳥が美しく突き抜けるような歌声を響かせ、そのハーモニーにしばし心洗われ、時を忘れてしまいます。そして、ここからの富士山の眺めが抜群とのこと。と紹介しながらも私、この公園には行ったことがないので一度訪れてみたい、と思っています。

MAPPLE 観光ガイドより

その他の音も含めこのアルバムは、日本全国の魅力的な音の風景100ヶ所をCD2枚にまとめた「音のカタログ」! 各CDに79分57秒ずつ、全159分54秒を収録しています!耳を澄ませば聞こえてくる多彩な音の風景の中を、まるで旅をするような気持で楽しむことができる内容です!!

(よっしゃん)