VZCC-1046 高橋薫子（のぶこ）／愛する仲間たち、優しいお友達のみなさん【7月30日発売】
「高橋薫子の声は長く記憶に残る。これまで何度か彼女の歌う公演を聴いたが、その声の印象は公演が終わってもずっとどこか近くにあるのだ。その秘密はわからないけれど、長い経験、そしてひとつひとつの音楽に立ち向かい、それを自分のものにする努力の賜物なのだと思う。」
音楽評論家・片桐卓也氏がこう絶賛する高橋薫子のニューアルバムが発売される。アルバムタイトルは「愛する仲間たち、優しいお友達のみなさん」。ベッリーニ作曲の歌劇「夢遊病の女」アミーナのアリアからのタイトルです。
このアルバムの大きな特徴は、アルバムに収録された楽曲を、高橋薫子はすべてステージで歌唱しているということ。つまり、舞台に立って歌っているように表現された音楽であるということです。片桐氏はさらに、こう続けています。
「オペラの様々な時代の中で、最も歌唱が難しいとされるベルカント期のオペラ。高橋さんがこのアルバムに収められた役を実際の舞台で歌っているということは、本当に凄い。（略）声というギフトを発見し、その可能性を追求し、そして表現することで、そのギフトを多くの人と共有することが出来る。それはなんと素晴らしいことだろう。その実例が、ここにある。」
心奪われるベルカントの魅力を心行くまでお楽しみください。
収録内容
１ 歌劇「夢遊病の女」 ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲より 「愛する仲間たち〜なんと晴れやかな」
２ 歌劇「セヴィリアの理髪師」 ジョアキーノ・ロッシーニ作曲より 「今の歌声は」
３ 歌劇「ランスへの旅」 ジョアキーノ・ロッシーニ作曲より 「金の百合の心地よい陰で」
４ 歌劇「タンクレディ」 ジョアキーノ・ロッシーニ作曲より 「わが不幸な人生〜死は恐ろしいものではない」
５ 歌劇「ランメルモールのルチア」 ガエターノ・ドニゼッティ作曲より 「あたりは静けさに包まれ」
６ 歌劇「愛の妙薬」 ガエターノ・ドニゼッティ作曲より 「受け取って、あなたは自由よ」
７ 歌劇「夢遊病の女」 ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲より「おお、もう一度だけ会えたなら〜ああ、信じられないわ〜ああ、最高にうれしいの」
（やちゃ坊）
