５年前の平成17年（2005年）4月、邦楽音源を多く有するレコードメーカー４社で合同ＣＤ企画を立ち上げたことがありました。題して「日本音楽の巨匠」。全25タイトルの内訳は、コロムビア：７タイトル、キング：５タイトル、クラウン：４タイトル、当財団：９タイトルでした。
シリーズ全体のキャッチコピーは、「海外に誇れる日本の伝統音楽文化は、まさに日本のクラシック音楽です。少なくともこれだけは聴いてほしい！ 日本をいま再発見！」。
発売前にはデーモン小暮閣下をお招きして本ＣＤ企画の記者発表も行ない、雑誌や新聞などにも取り上げられたので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。
全タイトルを紹介したカラーパンフレットも作成して、日本の伝統音楽を応援して下さる斯界を代表する専門家・音楽家の方々からのメッセージを掲載。（画像をクリックすると別ウィンドウで拡大表示されます）
▼小島美子さん（国立歴史民俗博物館名誉教授）
発売時、タワーレコード渋谷店では、クラシック音楽売場に全25枚がジャケットの前面を見せて陳列されました。もちろん試聴機つきの大展開。また各アルバムには、フロア・スタッフの方による細かい紹介＆推薦コメントカードが付けられていて、そのコメント内容がどれも素晴らしくて今でも印象に残っています。（あのコメントカード、もしまだ残っていたら、ぜひ本ブログでご紹介したいのですが……）
幸いなことに、本シリーズのＣＤは各社ともまだ廃盤にはなっていないようです。邦楽といっても様々な分野があります。これまであまり接していないジャンルがあれば、ぜひ「巨匠」の演奏で触れてみていただければと思います。
日本コロムビア 発売タイトル ◆
日本クラウン 発売タイトル ◆
キングレコード 発売タイトル ◆
日本伝統文化振興財団（本シリーズ発売時の名称は「ビクター伝統文化振興財団」）◆
（堀内）
