先日、生まれて初めて大阪・千里丘陵にある日本万国博覧会の跡地を訪れたのですが、目の前で見る太陽の塔の圧倒的な存在感にあらためて驚きました。
今年ももう残り少なくなってきましたが、1970年に万博が開催されて40周年なんですね。
跡地は緑豊かな公園として整備され、今年の上海まで破られることのなかった驚異の入場者(6000万人以上!)を迎え入れたという大舞台はふたたび平静を取り戻していました。
その公園の一角にあるのが、EXPO'70パビリオン◆。
ここはかつて「鉄鋼館」と呼ばれたパビリオンだったのですが、40周年を記念して改修され、万博のメモリアル施設として生まれ変わっています(ちなみにこの「鉄鋼館」にあった“スペース・シアター”は武満徹、高橋悠治、イアニス・クセナキス各氏の作品が当時の先進的な音響装置で流れていたそうです。その展示もありました)。
さらにそこでは当時の記録映像が流れていて、なんとなく眺めていたのですが、印象に残ったもののひとつに、広いスペースいちめんにたくさんの箏、色とりどりの着物をお召しになっている演奏者が多数集まった大演奏会のシーンがありました。
自分はその当時を体験できなかった世代ですが、もし目の前で観ていたら、きっとそれはそれはものすごい迫力だったろうなあ。。。
さてそんな夢のような地球レベルのイベントだった万博にちなみ、「地球→日本」をご紹介◆。
杵屋裕光さんのコンサートを以前取材で拝見したのですが、じつに豪華なコンサートでした(じゃぽ音っとの公演レポートに掲載しています→◆)。長唄の伝統にのっとりつつ、アンプラグド、エレクトリックの両面を自在に表現するフレキシブルなセンスにしびれましたねー。
(じゃぽ音っと編集部T)