じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

林洋子さんチャリティ公演のお知らせ

宮沢賢治作品ひとり語り」出前公演でご活躍中の林洋子さん。その林洋子さん主宰の「クラムボンの会」は、昨年2010年に30周年を迎えました。

31年目に入った今年3月、林洋子さんは大都会港区三田から緑豊かな八王子市に引っ越しされました。東日本大震災から10日後の引越しだったこともあり、東京も余震や計画停電が続く中、初めての土地で心細い思いをされたそうです。そんな時、偶然知人が講師をつとめる「子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座」が自宅近くの会館であることを知り、参加した時に出会った方々が、林洋子さんを元気付けてくれたそうです。新居に移って7ヶ月、今では広々とした空と秋の風を満喫しているとのことでした。気の合う仲間がいるということは素敵なことですね。

少し前の事になりますが、6月18日(土)〜22日(水)には「イーハトーブまごころ公演」として、宮沢賢治の故郷・岩手県内の4ヶ所(大槌町、山田町、大船渡市、野田村)の避難所で、宮沢賢治作品のひとり語り公演を行った林洋子さん。「震災後の不自由な暮らしの中でも、譲り合い助け合って生き抜いている岩手の方々のやさしさ逞しさに、とても大きな勇気をいただいた。」 とおっしゃいます。林洋子さんが朗読した宮沢賢治の代表作「雨ニモマケズ」が復興に向けた祈りのメッセージのように、被災された方々の心に届いたのではないでしょうか?

そんな林洋子さんの「宮沢賢治ひとり語り」の活動を知った八王子の仲間が中心となり、10月30日(日)に北野市民センターにて「林洋子ひとり語り―宮沢賢治」が開催されることになりました。この公演は、 「第6回八王子平和強化月間Peace-8」の参加企画として、「届け被災地へ―東日本大震災復興支援公演」と題し、収益金は全額寄付するチャリティ公演となっています。

日時:2011年10月30日(日)午後1時半開場/午後2時開演
会場:北野市民センターホール
入場料:1,000円(前売)/1,200円(当日)
お申し込み:林洋子八王子公演実行委員会 電話:090-6062-5898(熊谷様)
演目:アイリッシュ・ハープと語り「やまなし」「よだかの星」「雨ニモマケズ

*当日の演目3話はこのCDに収録されています。


お時間がありましたらぜひぜひ足をお運び下さい!


(K)