じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

明日はひなまつり

4年に1回の2月29日、東京では雪が降りましたね。そして今日は雨ですね。早く穏やかな天気になるといいですね。

そして明日は、

雛祭りです。
旧暦では桃の花が咲く季節になるため「桃の節句」と言うそうです。それにしても、上の写真カワイイですよね!ミッキーとミニーの雛人形です。
先日、浦和の埼玉会館で邦楽の演奏会があった時に、ご出演されていた鈴木真為さんが撮影されたもので、あまりに可愛かったので拝借しました。(わかりにくいかもしれませんが、お人形の乗っている台に埼玉会館と書いてあります!特製!?)
鈴木真為さんは、山田流箏曲演奏家です。弊財団からは、こちらのCDがリリースされています。

「山田流箏曲/鈴木真為◆」(第10回邦楽技能者オーディション合格者)」
「四季の曲」「秋の曲」「桜狩」が収録されています。「桜狩」はこれからの季節に、是非お聴きいただきたい名曲です。山田検校(1757〜1817)の作曲で、「中七曲」といわれる中許(なかゆるし)の代表曲七曲のうちの一曲です。
ところで雛祭りと言えば、日本に古くから伝わる年中行事ですが、最近古くから伝わる遊びを、あまり見かけないでしょうか。お手玉とか羽根つきとか、皆さんは、なさったことがありますか。
私の子供の頃は、祖母があずきを入れて作ってくれたお手玉で遊んでいましたが、あまり得意ではありませんでした。先日、日テレドラマ「家政婦のミタ」を見ていたら、家政婦の三田さんが鞄からお手玉を出したので、「持ってるの!?」と思いましたが、さらにお手玉を5つ以上持ってスゴ技を披露していたのでビックリしました。(ルービックキューブに至っては、感動の5秒技!?私は6面揃えられず、あきらめてバラバラにして組み立て直していました。)
…という前ふりで、もう1枚CDをご紹介させていただくのが「児童合唱まるかじり◆」です。この度、3月7日(もうすぐ)発売予定のCDに「お手玉うた」という曲が収録されています。この曲は、古くから伝わるお手玉歌を素材としています。
お手玉をしながら歌い「お手のせ お手のせ」「おつかみ おつかみ」といった歌詞が繰り返されます。そして「おさらい」という言葉に続きます。「おさらい」というのは、一つのワザを終えた時の言葉で、そこで持っていたお手玉を落とすそうです。リセットするという感じでしょうか…。このわらべ唄が、間宮芳生さんによってアカペラの素敵な合唱曲となっています。
桃の節句お手玉をしてみるのは、いかがでしょう!

(制作担当:うなぎ)