じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

美術館巡り

先日の土曜日、美術館へ行ってきました。
一つ目は、東京駅丸の内南口から歩いて徒歩5分程の三菱一号館美術館で開催しています「 KATAGAMI Style 世界が恋した日本のもうひとつのジャポニズム 」へ。

建物もモダンで素敵です。三菱一号館美術館は110年前(明治27年)に、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、丸の内で最初のオフィスビルとして建てられたものを忠実に復元して美術館として開館したそうです。中庭の緑も、とても綺麗でオフィス街とは思えない風景でした。

日本の伝統である着物等の染めのデザインの型紙が展示されていました。物凄く繊細で素晴らしいデザインです。その日本のデザインに影響を受けた世界のデザインの展示物。はるか海を渡り海外に広まっていった日本のデザイン。アール・ヌーヴォーにも日本の影響が?!展示の途中に型紙を作る作業の映像室がありました。職人技そして日本の伝統って素晴らしいと感動です。
二つ目は、京橋方面に向かってブリヂストン美術館「あなたに見せたい絵があります。- ブリヂストン美術館開館60周年記念」へ。

ブリヂストン美術館石橋財団石橋美術館の所蔵する絵画や置物の代表作品(109点)を一堂に集めた特別展でした。日本画家や西洋絵画、そして雪舟、なんと紀元前の古代遺跡までバラエティにとんだ展示です。色々なものが見れて楽しめます。
そして、セザンヌの絵を目の前にした時、初めて油絵を描いた時を思い出しました。模写の授業で私はセザンヌ静物画を描きましたが、隣で色白の美人の友達が岸田劉生の「麗子像」を描いていたのです。彼女とその絵がとてもインパクトがありまして・・・その「麗子像」も展示していました(笑)。
思わず掛け持ちしてクタクタでしたが、そのまま夕方の心地良い風に誘われ銀座迄ブラブラと。東京駅周辺もそうですが、オフィスビルがどんどん近代的なおしゃれなビルに建て替えられていましてビックリしました。昔のコンクリートのグレーなイメージが無くなってきていますね。そんな中、クラシカルな明治屋さんのビルが目立っていました。

おまけ:銀座四丁目交差点で見かけました(笑)

(japogirl)