じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

阿波おどり前夜

先週、出張で徳島に行ってきました。なぜかいままで四国に縁がなく、これが初上陸でした。
おりしも8月12日から15日までの「阿波おどり」をひかえて提灯が並び、街全体に浮き立つような感じがありました。今夜あたりは最高潮に達しているのではないでしょうか。

新町川沿いの藍場浜演舞場も客席が設置されていました。

夕食の後、夜9時近くに通りかかった暗い演舞場で、練習をしているグループがいました。衣装こそつけていませんが、女性は踊り用の下駄で、子供も混じり、もちろんお囃子付きです。そのみごとなフォーメーションにしばらく見入ってしまいました。この日は街中のあちこちから鳴り物の音が聞こえていました。
行き先々で「もう少し後だったら阿波おどりが見られたのに!」「来週までいたら?」と声をかけられ、ほんとにその通りと思ったのですが、あえてお祭りの日を避けての仕事、という事情なのでしょうがないですね。
そんな残念な来訪者のためにも、徳島には「阿波おどり会館」(→阿波おどり会館|徳島市の阿波おどり会館の施設案内、8月12日-15日の阿波踊りの案内)があります。平日1日3回、土日祝日は1日4回、昼間に阿波おどりの実演をしています(各40分)。また、夜8時から、有名連による阿波おどり公演があります(50分→http://www.awaodori-kaikan.jp/2demo/2night/)。さすがに阿波おどり期間は休演ですが。

今回は時間があわなくて、昼の公演の終わり少しだけしか見られませんでしたが、夜の公演に行った人から、楽しく踊ってきたと聞きました。体験もできるようです。

阿波おどり期間中に見るのがいちばんに決まっていますが、それ以外の季節も徳島を訪れた人が一年中楽しめる「阿波おどり会館」はすごいなあと話していたら、邦楽にもそんな会館があるといいねという話になりました。
外国からのお客さん、また地方から遊びに来た人も、たとえば東京の「邦楽会館(仮)」に行けば、一年中いつでも日本のいい音楽の演奏が聴ける・・・そんな場があったらいいのにと盛り上がりました。いつの日か実現することを願っています。

(Y)

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