じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

大宮で薪能(たきぎのう)

最近、自分が住んでいる街でチラシを拝見しました。ぜひご紹介させてください。
 
薪能(たきぎのう)」という朱色の文字。来る5月25日(金)、26日(土)、武蔵一宮氷川神社境内(雨天の場合は市民会館おおみや大ホール)にて午後5時40分開演とあります。


第三十一回 大宮 薪能
平成二十四年五月二十五日(金)、五月二十六日(土)
【第一日目】
素謡(金春流翁(おきな)金春 安明
能(宝生流西王母(せいおうぼ)藤井 雅之
狂言大蔵流茶壺(ちゃつぼ)山本東次郎
能(金春流安宅(あたか)本田 光洋
【第二日目】
素謡(金春流翁(おきな)金春 憲和
能(金春流経政(つねまさ)金春 安明
狂言大蔵流寝音曲(ねおんきょく)山本 則俊
能(観世流紅葉狩(もみじがり)武田 志房

大蔵流狂言師のおふたり山本東次郎さん山本則俊さんはじゃぽ音っとで数多くタイトルが検索される方です。このブログでも下記のように数多く、お名前を目にした瞬間に「!」となりました。
「月見座頭」をDVDで
文楽「寿式三番叟」と「三番三」
新緑の国立能楽堂で
大人になった虫捕り少年
さらば寅年

ご存知の方は多いと思いますが、あらためて薪能について

薪能
薪能(たきぎのう)は、主として夏場の夜間、能楽堂、もしくは野外に臨時に設置された能舞台の周囲にかがり火を焚いて、その中で特に選ばれた演目を演じる能。「薪の宴の能」の意。(Wikipedia日本語版より

この大宮の薪能は、長く地元に住んでいながら未体験なのでぜひ行こう……先行予約は3月14日で終了していますので、一般販売が始まる4月13日(金)をさっそくメモしておきました。ところでチラシにある会場までの交通に「JR大宮駅東口から徒歩20分」とあり、少し遠いと感じられる方がいらっしゃるかもしれませんが、この神社の参道は大きなケヤキの並木が続き、散策にぴったりなんです。大宮以外のところから足をお運びになられる方は、ぜひともごゆっくりと散策もお楽しみいただければと思います。

最後にこの「薪能」の問い合わせ先(社)さいたま観光国際協会のHP、また「大宮薪能を楽しく観る講座」の模様が綴られている「もぎたてさいたま情報」協会HP内の第31回大宮薪能の情報をご紹介します。

(じゃぽ音っと編集部T)