じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

WASABIワークショップ&コンサート

当財団のアドレス宛て、女性のかたよりメールをいただきました。ご本人のご許可をいただきまして、このブログで紹介させていただきます。
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WASABI 様

私は、昨年12月26日調布で行われたWASABIワークショップに参加し、昨日1月13日の演奏会も聴かせていただいた者です。

私は“和楽器に触ってみたい、よい機会だな”と思いまして、ワークショップに参加させていただきました。ワークショップで、何より心うたれましたのは、4人の演奏家の、「この和楽器の出す音」に対する“愛情”でした。和の音に柔軟な発想をしていく、その演奏家としての姿勢に惹きつけられました。また一方では、その日集ったワーク参加者に、和の音の持つ本質をわかりやすく伝えていこうとする4人の先生方の優しさや思いやりを感じました。参加者の内的な目線に合わせ、この和の音が拡く広まっていくようにと願う先生方の想いを感じ、同様に心うたれました。ワークショップでは、4人の方の表情、動き、そして音楽が、新芽のように柔らかでのびやかだったことと、時折見せる力強さが印象的でした。

そして、昨日の演奏会。私は、WASABIの演奏曲目を初めて聴きました。本当に力強く男性的な演奏で、よい意味でsexualな音楽だと感じました。音の響きに圧倒されたり、演奏と会場の醸し出すバンドライブの空気を外側で感じながら、心の中ではワークショップの時に感じた、あの愛情深いのびやかな感覚を思い出したりしておりました。そうしましたら、最後、アンコール「ふるさと」で、出会うことができました。

「ふるさと」の音の響きや表情は、ワークショップで出会った4人の先生方の人間性に近いと感じまして、私には心地よく響きました。私が、演奏会前にワークショップのような比較的距離近いところで初めてWASABIの音楽に触れたから、そう感じるのかもしれません。うまく表現できないのですが、男性的なパワーを与えてくれる音と同時に、のびやかであたたかな音ももっと聴いてみたいと感じました。

12月26日ワークショップの際、4人の先生方の和楽器への姿勢、殊に、三味線・吉田さんの懸命な指導姿勢に感動しまして、思い切って言葉にしてみました。恥ずかしいのですが、WASABI・公式facebookの使い方がわからないので、こちらにメールさせていただきました。

WASABIの、今後益々の飛躍を心より祈念申し上げます。
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ありがとうございました!
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WASABI 和楽器ワークショップ in 調布市グリーンホール - じゃぽブログ

(J)