じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

2011-01-01から1年間の記事一覧

まるかじりシリーズ

こんにちは。制作担当のうなぎです。急に寒くなりましたね。寒いのが苦手なので、泣きそうです。 さて、本日は「まるかじりシリーズ」のCDをご紹介します。弊財団で制作しているCDに「まるかじり」というシリーズがございまして、ホームページの「日本の…

カラオケ配信情報

12月に入りました。今年も残すところあと1ヶ月…。なんとなく気忙しくなりますね。忘年会のシーズンということで、カラオケを楽しまれる方も多いと思います。そこで弊財団からリリースしている作品の中から、最近〔第一興商カラオケDAM〕に配信された楽曲…

そこに宇宙の果てを見た/大野松雄

ジャンルを横断して世界各地の真にユニークで独創的な音を探し出し復刻している稀有な日本のレーベル「EM RECORDS」。主宰者の江村さんからわたしに大野松雄さんの昔の作品の復刻の件でご連絡をいただいたのが今年の4月上旬。ちょうどその頃大野さんは、映画…

コトワザとヒイラギ

毎年のことながら、この時期に思うこと、一年って早い早い。一年前の事がついこの間のように思えます(><)日に日に寒くなり暖房等で部屋も乾燥しています。冬の乾燥はお肌に大敵ですが、目にもよくありませんね。私はドライアイの為、目の傷が治りにくく…

スピルバーグ最新作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』

12/1(木)より公開となる『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』を先日試写会で観ました。 …全編スピルバーグ自身による驚くべきカメラワークで撮影された未体験の映像は、「エンタテインメント」と「アート」、「実写」と「アニメ」、「デジタル」と「ヒ…

教材づくり研究中

学校の音楽教育では、明治以来日本の伝統音楽を扱わないという時代が長く続きましたが、ここ十数年で日本の音楽を学ぶことに力がそそがれるようになってきているのは、ご存じの方も多いと思います。 これは中学1年生の教科書ですが、表紙からも、和楽器が前…

円空の特別展

10月8日(土)から明日11月27日(日)まで埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催されている「円空 こころを刻む―埼玉の諸像を中心に―」へ昨日行ってきました。 美濃の国(今の岐阜県羽島市、郡上市など諸説あり)に生まれ、仏師として江戸時代初期に蝦夷地を含む…

邦楽技能者オーディション応募受付中

弊財団が実施している「邦楽技能者オーディション」は、本年度で第13回目となります。日本の伝統音楽の基盤となる「古典の伝承」に取り組む演奏家の方々に、レコーディングとCD制作の機会を提供するもので、平成11年より実施されています。「古典の伝承」とい…

おもだか秋子さん NHK出演情報

11月2日に待望の3rdアルバム「民謡(うた)の道」◆をリリースした民謡歌手のおもだか秋子さん。12月のNHK総合テレビとラジオの民謡番組に出演予定ですので、お知らせ致します。 ○NHK総合テレビ「それいけ!民謡 うた祭り」 放送日時:2011年12月11日(日) 午後…

十一月の階梯、鶴田錦史の琵琶

「十一月の階梯」というのは、武満徹さんの最初の著書『音、沈黙と測りあえるほどに』(1971、新潮社)に収録されているエッセイのタイトル。副題に、小さな活字で「November Stepsに関するノオト」という文字が添えられています。1967年の11月にニューヨー…

江戸東京博物館へ行ってきました

先日、両国にあります「江戸東京博物館」へ行ってきました。常設展は東京の文化や歴史に関する様々な物が展示されています。入場しますと原寸大の木造の日本橋に圧倒されます。そこを渡ると東京の歴史が広がっています。 そういえば今年日本橋は、現在の石造…

N響 第九ボックスセット (xrcd 8枚組) 発売

ベートーヴェン交響曲 第9番(通称「第九」)と言えば、年末の風物詩になっているが、何故、年末にこの「第九」が演奏されるようになったのか? 「日本独自の文化現象」、「ドイツの指揮者が現地の習慣を日本に伝えた」、「戦後、オーケストラが正月の餅代を…

八十歳の「手事」

今年も「後藤すみ子独奏会」で「手事」を聴いてきました(11月16日、銀座・王子ホール)。ここ数年、必ず宮城道雄の箏独奏曲「手事」がとりあげられているのですが、その演奏が圧倒的で、毎年その感動を味わうために通っているファンも多いようです。 今回は…

京都で鉄道小旅行(つづき)

こちら関東はだいぶ冷え込んできました。立冬入りした11月8日の京都はまだこれからという印象でしたが、きっと今は本格的な紅葉シーズンを迎えていることでしょうね。 叡山電車の公式ホームページ◆をのぞいてみると、「紅葉のおすすめ」ページがあります。色…

うなぎドイツへ行く ドタバタ旅日記(7)

先週は、藤井昭子さんの地歌ライブの様子をご紹介いたしましたが、今週はまだまだ続くドタバタ日記です。先日「ドタバタ日記、どこまで続くの〜?」と T 師にご質問いただきまして・・、いままで「テノール歌手 木下保先生」や「箏・三弦 古典/現代名曲集(2…

泉鏡花、円熟期の傑作「天守物語」

先週、新国立劇場の中劇場で文化庁芸術祭主催公演「天守物語」を観ました。明日18日19時から、19・20日は13時からと、まだあと三回の公演があります。作=泉鏡花、演出=白井晃。 帰宅してから岩波文庫で戯曲を読み直したのですがかなり忠実な上演…

淡座旗揚げ公演『噺×現代音楽』

当財団ブログに、若い女性作曲家・桑原ゆうさんから、同世代の演奏家たちと結成した新しいグループ「淡座」(あわいざ)の旗揚げ公演についてご連絡をいただきましたので、ご紹介させていただきます。 今回の公演のテーマは「落語」と「現代音楽」の交差だと…

最近のお問い合わせ その2

昨日は七五三でしたね。休みの日、近くの神社でお参りしている姿をチラホラ見かけました。その可愛い姿を見て我が甥っ子の七五三を思い出しました。その年色々あって危うく忘れそうになったのですが(笑)数え歳でなくてもよいそうなので、翌年満年齢で七五…

佐藤聰明の音楽教場

作曲家・佐藤聰明さんによるレクチャーという、非常に興味深い催しがありますのでお知らせいたします。→ PDFチラシ画像 「佐藤聰明の音楽教場」 1) 「音楽の起源」 11月20日(日)14:00〜16:00 2) 「宗教と音楽」 11月27日(日)14:00〜16:00 料金:…

秋の深川散歩(2) 清澄庭園

昨日の記事「秋の深川散歩」の続きです。小名木川にかかる萬年橋を渡り、深川稲荷神社に立ち寄って清澄庭園へ。 深川稲荷神社は小さい神社ですが、布袋さまが祀られています。最初に訪ねた深川神明宮には寿老人がいらっしゃるそうで、どちらも深川七福神巡り…

秋の深川散歩(1) 芭蕉ゆかりの深川

晩秋の一日、友人たちと東京の下町、江東区の深川を散策しました。 深川観光協会のホームページによると、「深川は、昔大部分の海と散在する浮島や小島が多かったが、江戸慶長年間に深川八郎右衛門が現在の森下町に本拠をおいて、深川村の開発を始め、小名木…

京都で鉄道小旅行

先日の朝、京都駅から七条駅方面へ足を向けると……記念碑を発見(後ろが京都駅です)。 「電気鉄道事業発祥地」 日本最初の電気鉄道はこの地に発祥した 明治二十八年二月一日京都電気鉄道株式会社は東洞院通り七条下る鉄道踏切南側から伏見下油掛通りまで六キ…

藤井昭子第53回地歌Live at 求道会館

本日は、求道会館で開催された藤井昭子さんの地歌ライブの様子をお届けします。 11日で震災から8か月、いまでも大変な思いをされて過ごしていらっしゃる被災地の方が、一日も早く落ち着いて生活できますように願っております。本日のライブは4月11日に開催予…

上原まり公演のお知らせ

上原まり 時空(とき)を超えた愛の世界 〜飛鳥・平安・鎌倉に生きた女性たち〜公演のお知らせです。平成15年より22回にわたり横浜市岩間市民プラザにて上演された「上原まり 瀬戸内源氏を語る」シリーズ。昨年5月の「宇治十帖」をもって終了致しましたが、“上…

土取利行コンサートのお知らせ

岐阜県郡上八幡の立光学舎(りゅうこうがくしゃ)から、今月開催される土取利行さんのコンサートの案内が届きました。11月12日(土)、長野県松本での『ティエルノ・ボカールのことば』。そして、11月25日(金)と26日(土)の二日間、東京・馬喰町ART+EAT…

京都を訪問中

今京都におりまして、まずは写真でご報告したく思います。 こちらは朝の鴨川にて。あまり京都を訪れる機会はないのですが、今日は天気もいいので比叡山の頂上まで行ってみました。 京都方向のショット 琵琶湖方向のショット こちらの紅葉はまだこれからです…

シューマン「ピアノ協奏曲」オススメ度AのCD

一昨日のC、昨日のBに続いて、今日は最終回、オススメ度AのCDを3枚、ジャケット写真付きでご紹介します。 オススメ度の分類は、下記のとおりです。 A=どなたにもまずはオススメ B=二枚目として他の演奏を聴いてみたい方にオススメ C=演奏者のフ…

シューマン「ピアノ協奏曲」オススメ度BのCD

ウルトラセブンの最終回でこの曲が使われていたというのは有名な話ですね。「僕はね、人間じゃないんだよ」下の映像をご覧下さい。この絶妙な使用法・・・子供にはインパクトが強すぎます(笑) 昨日のCに続いて、今日はオススメ度BのCDをご紹介していま…

シューマン「ピアノ協奏曲」オススメ度CのCD

Robert Alexander Schumannピアノ協奏曲イ短調作品54。ロベルト・シューマン(ドイツ、1810-1856)唯一のピアノ協奏曲。あまりにも有名なので曲の説明は省略します。10月に入ると、というか金木犀が香り出すころから毎年聴きたくなる超名曲ですね。この一ヶ…

うなぎドイツへ行く ドタバタ旅日記(6)

本日も秋にしては、暖かい一日となりました。秋は、各地でいろいろな演奏会や、イベントが開催されていますね。弊財団HPでも「公演レポート」をお届けしていますので、是非ご覧ください! 本日はそんな前ふりで、イベントをご紹介するかと見せかけて(?)、ま…